D.HYGEN 25SSレビュー|多彩な要素を融合した春夏コレクション

2024-12-06-20-00-00

各ブランドの24-25AWシーズンも完納し、いよいよ25SSシーズンの到来が待ち遠しい時期となりました。
そこで今回は、ひと足先にFASCINATE_THE R (大阪 心斎橋)とFASCINATE KYOTO(京都 河原町)の両店で取り扱っているD.HYGEN(ディーハイゲン) の25SS(春夏)コレクション全体の特徴と入荷アイテムについてご紹介します。

目次

重厚感とリラックス感の融合。絶妙なバランスが光るD.HYGEN 25SSコレクション

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25SSでは特定のテーマを設けず、デザイナーが日々の生活の中で感じたことや経験したことを、その時の空気感と共にとらえ、形にしたもの。

特定のテーマを設けず、自由な発想から生まれたアイテムが揃っています。

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全体的には従来のD.HYGENらしい重厚でソリッドな空気感と、近年継続しているリラックスした雰囲気の、2つの要素をバランス良く融合させ、そこにブランドのシグネチャーカラーであるダークトーンを基調に、ランダムなモノトーンプリントやグラデーションダイ、ライトインディゴといったアクセントカラーを効果的に配置しているのが大きな特徴です。

また、特定のジャンルに偏ることなく、様々なテイストのアイテムを展開している点もポイントで、それらをミックスして、春夏らしい軽やかさと抜け感を表現することで、シンプルでリラックスした重くなりすぎない印象に仕上げています。

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近年、D.HYGENはこの「抜き」の要素をうまく取り入れて提案に幅を作っていますが、今季の手法は、バランス、素材、シルエット、パターン、そしてアイテムの組み合わせ方など、実に多岐に渡り、そのバランスが非常に巧みな印象を受けます。

それぞれの要素を絶妙なバランスで組み合わせ、D.HYGENらしいスタイルに落とし込むことで、コレクション全体にまとまりを持たせています。

アイテムは単体でも使いやすく、組み合わせ方も好みに応じて自由度が高いので、様々な楽しみ方ができるのも特徴です。

ミリタリー、ワーク、スポーティ… 多彩な要素を融合

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D.HYGEN 25SSコレクションでは、ミリタリー、ワーク、スポーティ、そしてクラシックなジャケットスタイルなど、多様なテイストを織り交ぜています。

また、複雑なカッティングにデザインを加えたアイテムがある一方で、あえてそれらを省いたシンプルなデザインも展開するなど、デザイン面でも新しい試みが見られます。

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D.HYGENのディテールへのこだわりは、25SSコレクションでも健在。

あえてポイントを作るようなポケットの配置、ファスナーの金属とレザーの引き手のコンビネーション、ハイネックの首元、コーティング、ムラ染め、ワッシャー加工によるシワ感といった、D.HYGENらしい要素は継続しています。

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今季はさらに、メリハリのついたカラーリングのブラッシュプリント、リペアやダメージ、激しい色落ちなどを加えることで、より深みと奥行きのある表現に挑戦しています。

ポイントをしっかりと主張させながら、違和感なく全体をまとめるデザインはD.HYGENの進化を感じさせます。

時代の流れを捉えたシルエットの変化

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D.HYGENの25SSコレクションでは、シルエットにも時代の流れを反映した変化が見られ、従来のスリムシルエットは、少しだけゆったりとしたシルエットに。

トップスは、レギュラーからリラックスフィットまで、幅広く展開されていますが、丈感は全体的に少しコンパクトになったものが多く展開されています。

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シルエットの変化が最も顕著なのはパンツで、定番のスリムパンツ以外に、セミワイドからワイドシルエットのパンツが多数展開されています。

ちなみに、トップスもパンツもサイズ感としては従来のD.HYGENと大きな変化はありません。

あくまでもシルエットの変化にとどまるため、これまでと同じサイズをお選びいただいても問題ないと思います。

素材へのこだわりが生み出す、D.HYGENの空気感

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D.HYGENの服作りにおいて、デザインと同様に重要な要素が素材へのこだわり。

25SSコレクションでは、季節感を考慮した薄手で軽い素材を多く使用していますが、ただ単に軽いだけではなく、D.HYGENらしさを表現するために、素材にも様々な工夫が凝らされています。

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例えば、ワッシャー加工、染料プリント、製品コーティングなど、何行程もの加工や染色を重ねることで、軽い素材に独特の風合いを生み出し雰囲気をしっかり作っています。

デザイナー自らが日本各地の産地を巡り、素材選びから製作までを監修しているからこそ、D.HYGENの空気感がしっかりと反映されたコレクションに仕上がっています。

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D.HYGENのシグネチャーマテリアルであるホースレザーは、今季、2つの異なる厚みで展開されています。

フルベジタブルタンニン鞣しの1.1mm厚レザーを使用したハイネックジャケットは、重厚感と風格のある佇まい。一方、クロム鞣しの0.5mm厚レザーを使用したレザーシャツは、久しぶりに登場したアイテムです。

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その柔らかさはもちろんのこと、ミニマルな表情とシンプルなカッティングが、ジップとボタンのコンビネーションなど、細部にまでこだわったデザインが魅力です。

特に久しぶりの登場となった薄いレザーを使ったレザーシャツは、是非とも注目していただきたいアイテムです。

手作業で施されたリアルな加工。 一点物のデニムコレクション

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今回のコレクションで特に注目なのが、世界屈指のデニム加工技術者が集まる岡山県児島に拠点を置く、デニム加工職人とのコラボレーションにより実現したデニムコレクション。

デザイナー自身も造詣が深いデニムという素材に着目し、スリム、ワイド、ワイドクロップドのパンツとハイネックジャケットなどを展開しています。

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デニムパンツは、ブラックとインディゴの2色展開。

ダメージやリペアなど、一つ一つのアイテムに全て手作業で製品加工を施し、リアルなヴィンテージの表情を生み出しています。

無燃糸裏毛にパッチワークを施したアイテムには、刺し子によるハンドステッチを施すなど、日本的な要素も取り入れています。

今後も継続して展開予定とのことなので、今後の展開にも期待が高まります。

好きな服を自由に着て、高揚感を感じてもらえたら

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様々なテイストをミックスし、シンプルでリラックスしたパンツにボリュームを持たせたスタイルを提案しています。

ゆったりとしたシルエットが自然体で肩の力を抜いたような雰囲気を演出しつつも、「ファッションは本来カッコをつけるもの」というデザイナーの意図をさりげなく感じさせます。

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デザイナー自身は「ルックはあくまでシーズンのイメージで、実際に着用する時は本人がかっこいいと思う着方が正解。好きな服を自由に着て、高揚感を感じてもらえたら嬉しい」と語っています。

様々なアイテムを自由に組み合わせ、自然体でお洒落を楽しめる。そんな可能性を感じさせるコレクションです。

早ければ今月末に、年明け1月から本格的に入荷がスタートしますので、是非楽しみにおまちください。

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