本日はFASCINATE_THE R(大阪 心斎橋)にてお取り扱いしております
KAMIYA(カミヤ)
より、25SSで展開されたワイドバミューダパンツをスタイリングを介してご紹介いたします。
スタイリングに使用したアイテムについてもご紹介していますので、ぜひ最後までお楽しみください。
FDMTL 歴史的Gジャンのデザインをミックスさせたデニムジャケット
ブランド設立20周年を祝う25SS「Can’t remember」コレクションの注目アイテムとして、歴史的GジャンのデザインであるType IとType IIIを大胆にミックスしたデニムジャケット。
左身頃は1900年代初頭のType Iを思わせるボックスプリーツとシングルポケット、右身頃は1960年代のType III由来V字シームを採用し、意図的なアンバランスでヴィンテージ観を再解釈しています。
さらに計4つのポケット、キーホルダーループ、チャームベルといった現代的ディテールを加えることで、実用性と遊び心を両立させたデニムジャケットとなっています。
左胸のパッチポケットはType Iデザインの象徴である箱プリーツと一体化し、クラシカルな力強さを演出。
右胸はV字シームを走らせつつフラップポケットを内蔵し、現代的なシャープさを表現しています。
また、コントラストステッチには芯入り高強度糸を使い、ヴィンテージの見た目と現代的タフさを両立させ、ボタンは酸化風メタルで統一し、リベットにもブランドロゴを刻印するなど細部までこだわられたディテールが光ります。
ベースはワーク由来のボックスシルエットですが、左身頃のプリーツと右身頃のV字シームが視線を斜めに誘導し、重心を散らして軽快な印象を生みだす工夫がされています。
肩幅と身幅に適度なゆとりを持たせ、インナーにスウェットや厚手ニットを挟んでも窮屈さを感じさせないパターンメーキングも特徴の一つです。
着丈はヒップにかかる長さで、ストレートパンツと合わせれば上下がつながり、ワイドボトムなどのワイドが太いパンツと組み合わせればジャケットの量感が引き立ちます。
また、サイドポケットを内側に傾けて配置しているため、手を入れた際のシルエット崩れを最小限に抑えています。
生地には、13.5oz前後のセルビッジデニムを旧式シャトル織機で織り上げ、ロープ染色で芯白を残した糸を使用。
岡山の職人がストーンウォッシュとエンザイムウォッシュでベーストーンを落とし、サンディングで袖山・袖口・縫い代を削って自然なアタリを形成しています。
さらに、肘や背面ヨークにはヒゲを描き、襤褸へのオマージュとして刺し子調のリペアを点在させることで、着古した雰囲気を纏わせています。
この工程により、購入直後から袖の内側や裾のパッカリングが立体的に表現され、長年使用することによって深い濃淡が加算されます。
アクセサリーには、それぞれデザイン違いの4連リングがトップとなったネックレスをセレクトしています。
デニムジャケットの釦を開けたスタイルにネックレスを加えることで、スタイリング全体にアクセントを加えます。
また、チェーンは約70cmと長めの作りなので、視覚的に上半身のバランスや重心をやや下げる効果も担ってくれます。
ネックレスの他にも、純粋なアンカーチェーンとカーブリンクに、自然主義的な回転する2つのスカルが組み合わされたデザインのブレスレットやシンプルながら存在感あるツイストデザインのスターリングシルバーリングもセレクト。
アクセサリーを嫌らしくない程度で加える事で、スタイリングの完成度を高めています。
KAMIYA ボリューム感が魅力のワイドバミューダショーツ
KAMIYA 2025年春夏テーマ「Mannish Boy」が掲げる若さと反抗心を落とし込んだワイドバミューダショーツ。
12オンスダックをベースに襤褸さながらのBORO加工、ペンキ飛沫、フェードグレーのムラ染めを重ね、履き始めから長年愛用したかのような風合いが魅力です。
また、トリプルステッチがワークウェア由来の頑強さを保ちつつ、ヒップから裾へ広がるワイドラインが現代的なボリュームに仕上がっているパンツです。
負荷の掛かる縫い目は太番手糸で三重に縫い込み、古いワークパンツに見られる補強構造を再現し、裾はダメージ加工を施して糸をあえてほつれさせています。
腰帯にはブランドロゴ入りのオリジナルボタンを使用し、経年で鈍い金属光を纏う仕様に。
生地表面には大小の裂きを設け、その下から異なるリネン端切れやインディゴ布を覗かせることで立体的なパッチワークを形成しています。
さらに、飛び散ったホワイトペンキはアトリエでの制作痕を想起させ、色褪せたグレーの地にブランドらしいユーモアなデザインとなっています。
シルエットは、太腿周りにゆとりを与えるワイドシルエットに設計され、独特なボリュームラインを演出。
裾幅を敢えて広く取り、膝やや上で直線的に断ち切ることで、バミューダ特有のリラックス感とペインターパンツの武骨さが共存しています。
また、股上は深めに設計し、腰骨で落としてラフに穿いてもハイウエストでタックインしてもバランスが整う仕様に。
ワイドパンツに比べて丈が短いため、足元にボリュームのあるハイカットスニーカーやレースアップブーツを合わせても重たくならず、夏場のサンダルとも好相性です。
生地には、摩擦に強く、穿き込むほどに表面の毛羽が落ち着いてしなやかさが増す高密度12オンスコットンダックを使用。
グレーの地色はベーストーンを削り落とすエンザイムウォッシュの後、部分的に日焼けを再現するタンブリングを施しており、パンツの中に複数のグレーグラデーションが織り交ぜられています。
BORO調リペアは刺し子ステッチで縁を固定しているため、洗濯を重ねても解れ過ぎず、糸色のコントラストだけが徐々にフェードして自然な経年を演出。
ペンキ汚しには耐水インクを使用しているため、洗っても剥離せず、あたかも制作現場の“事故”が固定化されたかのようなテクスチャーです。
実際の手触りは、頑丈で少しゴアゴアする生地感です。
足元には、クラシカルなデザインのローカットスニーカーをセレクト。
トゥキャップと5アイレットのローテックスデザインが特徴的で、ヴァルカナイズ製法による耐久性のあるソールを備えています。
また、サイドラインは、デザイナー神谷氏が試作段階でマジックペンで描いた独創的なデザインをプリントしており、スニーカーに独自の個性を加えています。
ベーシックなデザインなので、履く人を選ばない万能なスニーカーです。
コーディネート全体の写真一覧
モデル 181cm/58kg. 着用サイズ:ジャケット/サイズ3,Tシャツ/サイズM,パンツ/サイズL,シューズ/サイズ42,ネックレス/サイズFree,バングル/サイズM,リング/サイズ9号.
当店にはその他にも、多数のアイテムを取り揃えております。是非、当店FASCINATE_THE Rにお立ち寄りください。皆様のご来店をお待ちしております。