[ブランド紹介] FASCINATE KYOTOで取り扱い中のブランド 「Omar Afridi(オマールアフリディ)」

2024-11-20 EIKICHI UEDA

Omar Afridi(オマールアフリディ) - 24-25AW(秋冬)  - 画像の詳細(全体の詳細) 1-001

今回は FASCINATE KYOTO(京都河原町)でお取り扱いをしている、英ロンドンを拠点にクリエーションを通して、クラフトマンシップとマテリアルの関係性を追求した気鋭ブランド Omar Afridi(オマールアフリディ)についてご紹介いたします。

ロンドンの地で活躍する2人の日本人若手ファッションデザイナーから生まれる相反する要素を巧みに融合させたスタイルの衣服は、既存のブランドと一線を引く魅力を放ち世界中のファッショニスタの共感を呼ぶ程完璧でかつ繊細に造られています。

本記事では、Omar Afridiの魅力をブランドコンセプト,特徴,デザインベースなどを通して紐解いていき、多くの読者にOmar Afridiについて知って頂けると幸いです。

Omar Afridi(オマールアフリディ)とは?

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Omar Afridiは、2019AWよりスタートしたアフガニスタン人のオマール・アフリディ氏と日本人の市森天颯氏、菊田潤氏によるロンドンを拠点とするユニセックスブランドです。

アフガニスタンの伝統を受け継ぎながら、オマール・アフリディ氏の先見の明により、前身ブランド「LEON BARA」からリブランディングされ、2018年に創業者の名前を冠して「Omar Afridi」として新たなスタートを切りました。

Omar Afridiは、「LEON BARA」で培われたテクニカルなデザインや縫製技術を継承しつつ、市森天颯氏の革新的なデザイン力と、クリエイティブディレクションを担当する菊田純氏の美的センスが融合した、新しい感覚を持つ衣服を展開しています。

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ブランドを手掛けるデザイナーは?

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3年間ほどロンドンをベースにして活動していた「LEON BARA」のデザイナーのオマール・アフリディ氏が、武蔵野美術大学で空問デザインとファッションデザインを学び修士課程を終えた市森天颯氏の突出した才能を発掘し、市森氏が卒業制作で優秀賞に輝いた経歴から偶然にも共通の知人を通して出会いました。

市森氏がバックパッカーしていた時に資材探しで訪れていたロンドンの過去もオマール・アフリディ氏と出会った理由に大きく影響していました。

2018年に「Omar Afridi」を設立し2019SSシーズンからは市森氏がデザイナーとして本格的に参加することに。

後に市森天颯氏の学生時代からの盟友である菊田潤氏が合流し、今の基盤となるOmar Afridi が完成されました。

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市森氏と菊田氏の出会いは、菊田氏の展示会がきっかけであり、同じアルバイトをしていた経歴がある程仲睦まじい関係です。

高校時代からスタイリストのアシスタントとして経験を積んでいた菊田氏とお互い興味を抱いていたロンドンで服を学び、Omar Afridiを設立してからは、菊田氏が二人で決めたコレクションのテーマに基づいたアイテムとスタイリングを大まかに構成し、市森氏が衣服のパターンを起こして、細かいテクニックを加えながら2人でデザインを発展させるスタイルを取っています。

Omar Afridiの文化的なインスピレーションと現代的なデザインが見事に調和したそのスタイルは、既存の枠に囚われない自由な表現を追求し、ファッションに精通しているデザイナー2人が持つ多様な経験と専門知識が一体となり、Omar Afridiは他には表現し難いブランドへと進化を遂げています。

「PrimitiveMode(Primitive=原始的な、Mode=流行の)」を掲げる Omar Afridi

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Omar Afridiの核となる哲学は、既存のイメージを破壊し、ユニークでオリジナリティの高い要素を衣服に落とし込み、新しい命を吹き込むことにあります。

また、市森氏が“プリミティブ”側であると仮定し、菊田氏が“モード”側であるという感覚から生まれた造語「PrimitiveMode」は、Omar Afridiのデザインベースでもあります。

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“プリミティブ・モード”という独自のデザインベースは、対極的要素のテイストを強く感じさせ、テクニカルな素材に職人的技巧を組み合わせたり、伝統的な素材にテクニカルなディテールを加えるなど、相反する要素を巧みに融合させたデザインスタイルを具現化しています。

モードとクラフト、マテリアルとスプリット、アートとヴィンテージといった異なる要素が混ざり合い、独特の世界観を体現しているOmar Afridiのコレクションは、未来のファッションブランドのひとつのあり方を示していると言えます。

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デザインの本質やインスピレーションの源とは?

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Omar Afridiは、地域の伝統や職人技、世界中の多種多様な美学を現代のデザイン原則と調和させた独自の解釈を衣服に落とし込んでいます。

また、文化的多様性の継続的な探求を、天井画や壁画、家具や映像を通して感性を育み、既成概念に捉われないファッションに対する新鮮な視点を大切にしています。

それらはロンドンを拠点に活動する市森氏と菊田氏が、日々の生活で感じる素の感覚を飾らずに共有できるロンドンの人々のファッションやアートに対する熱量に大きく関係しています。

ロンドンの人々の型に囚われないファッション性や街自体が創作を楽しみ、文化として残り続けている伝統や街の活気が、Omar Afridiの創作意欲にも繋がっています。

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デザイナーが大切にする“人”とのコミュニティや多くの人と繋がる“場”を軸に活動を続け、人々の温度や人間味を衣服の風合いやシルエット、ディテールに反映することで、新鮮さと親しみを感じさせるアイテムを多く生み出しています。

また、ヨーロッパと日本で異なる感性のズレを衣服で表現し、違和感を持たせる構成のシルエットで立体的かつ洗練された雰囲気を纏わせるデザインも、このブランドの魅力のひとつです。

Omar Afridi(オマールアフリディ)の特徴とは?

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Omar Afridiの衣服は、「PrimitiveMode」を中心に据え、クラフト的なアプローチを取り入れながら、「Human striving and Achievement」というテーマに基づいてシーズンごとのコンセプトを持って作られています。人との共存を大切にし、エレガントでありながらも重厚感を感じさせる他のブランドでは表現し難いプロダクションが、このブランドの特徴の一つです。

モノづくりへのアプローチは全く異なる要素がありながらも、アフリディ氏が得意とするテクニカルな素材や機能性の高い衣服に、デザイナー同士が互いの考え方に共鳴し合うことで、それぞれ異なる価値観や衣服へのこだわりがOmar Afridiのクリエイションに反映されています。

Omar Afridiのアウターやパンツには、一目で分かるブランドならではのテクニカルなパターンが多く用いられています。

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人体的な脚の形を理解した上で引かれたセンタープレスやタックの位置など、技術面や部分的に見ると綺麗で美しいのですが、表面から感じる素材感やギミックからは遊び心ある風合いが漂い、衣服が纏う多様な雰囲気を共存させています。

衣服だけに限らず、インパクトを放つシルエットのバックも彼らのデザインベースが巧妙に落とし込まれています。

相対的で異なる雰囲気を掛け合わせて共鳴する価値観をベースに構築されたOmar Afridi のアイテムは、ブランドに携わる高度な技術を持つ職人たちとも連携することで、確立した独自の世界観をより深く表現しています。

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Omar Afridi の人気アイテムをピックしてご紹介

Katarakt Blouson AW24-BZ-101-02

Omar Afridi らしい細かなギンガムチェック柄が施された特徴のブルゾン。

Omar Afridi(オマールアフリディ) - 24-25AW(秋冬) - 画像の詳細(全体の詳細) 24-25AW Omar Afridi の人気アイテムをピックしてご紹介 - AW24-BZ-101-02 Katarakt Blouson 6-001

シンプルなシルエットでありながら、ランダムに施された汚れ加工がアクセントとなっており、独特の個性を引き立てています。前面には6つのポケットが配置されており、ブランド特有のスナップ式メタルボタンが使用されています。

素材や生地感、シルエットは流行に左右されず、このような機能性と美しさの両立が、Omar Afridiのクリエイションの真骨頂を体現しています。

Omar Afridi(オマールアフリディ) - 24-25AW(秋冬) - 画像の詳細(全体の詳細) 24-25AW Omar Afridi の人気アイテムをピックしてご紹介 - AW24-BZ-101-02 Katarakt Blouson 6-002
  • Katarakt Blouson (kakishibu)
    Omar Afridi Katarakt Blouson (kakishibu) ¥110,000

Shabby Full Zipped Hoodie AW24-JER-101-01

ヴィンテージ風の表情が特徴的なシャビーフルジップフーディ。

Omar Afridi(オマールアフリディ) - 24-25AW(秋冬) - 画像の詳細(全体の詳細) 24-25AW Omar Afridi の人気アイテムをピックしてご紹介 - AW24-JER-101-01 Shabby Full Zipped Hoodie 6-003

裾と袖口はリブ仕様で、リラックスした着心地を提供し、対極的要素のテイストを表現した加工を施し長年着用したかのような風合いが演出されています。

ホワイトのステッチが立体感のあるディテールを際立たせ、ダブルジップにより上下の開閉が可能となっており、機能性とデザイン性が見事に両立されています。

Omar Afridi(オマールアフリディ) - 24-25AW(秋冬) - 画像の詳細(全体の詳細) 24-25AW Omar Afridi の人気アイテムをピックしてご紹介 - AW24-JER-101-01 Shabby Full Zipped Hoodie 6-004
  • Shabby Full Zipped Hoodie (Shabby Gray)
    Omar Afridi Shabby Full Zipped Hoodie (Shabby Gray) ¥49,500

Shabby Twisted Lounge Pants AW24-JER-103-01

細部にこだわったパターンとデザインのスウェットトラウザー。

Omar Afridi(オマールアフリディ) - 24-25AW(秋冬) - 画像の詳細(全体の詳細) 24-25AW Omar Afridi の人気アイテムをピックしてご紹介 - AW24-JER-103-01 Shabby Twisted Lounge Pants 6-005

機能性を重視した立体的なシルエットを作り出すために、体にフィットするよう計算された脇線が一番の魅力箇所。

コットン100%の素材はグレーを基調に染められ、少しザラついた手触りとヴィンテージ感のある風合いを持ち、洗練された都会的な印象を与えます。

Omar Afridi(オマールアフリディ) - 24-25AW(秋冬) - 画像の詳細(全体の詳細) 24-25AW Omar Afridi の人気アイテムをピックしてご紹介 - AW24-JER-103-01 Shabby Twisted Lounge Pants 6-006
  • Shabby Twisted Lounge Pants (Shabby Gray)
    Omar Afridi Shabby Twisted Lounge Pants (Shabby Gray) ¥36,960

Midi Lidia Bag AW24-BAG-102-04

ユニークでオリジナリティの高い流線的なシルエットが特徴的なミディリディアバッグ。

Omar Afridi(オマールアフリディ) - 24-25AW(秋冬) - 画像の詳細(全体の詳細) 24-25AW Omar Afridi の人気アイテムをピックしてご紹介 - AW24-BAG-102-04 Midi Lidia Bag 6-007

ブランドの中でも人気が高いアイテムであり、ナチュラルで柔らかな手触りのコットン素材を使用し、湾曲したファスナーは比翼仕立てで隠されており、ボディとの一体感が生まれた美しいデザインが魅力です。

色・素材違いで多くのバリエーションが展開されています。

Omar Afridi(オマールアフリディ) - 24-25AW(秋冬) - 画像の詳細(全体の詳細) 24-25AW Omar Afridi の人気アイテムをピックしてご紹介 - AW24-BAG-102-04 Midi Lidia Bag 6-008
  • Midi Lidia Bag (Black)
    Omar Afridi Midi Lidia Bag (Black) ¥60,500

ぜひ店頭でその魅力を感じ取ってください。

本日ご紹介した商品一覧

  • Katarakt Blouson (kakishibu)
    Omar Afridi Katarakt Blouson (kakishibu) ¥110,000
  • Shabby Full Zipped Hoodie (Shabby Gray)
    Omar Afridi Shabby Full Zipped Hoodie (Shabby Gray) ¥49,500
  • Shabby Twisted Lounge Pants (Shabby Gray)
    Omar Afridi Shabby Twisted Lounge Pants (Shabby Gray) ¥36,960
  • Midi Lidia Bag (Black)
    Omar Afridi Midi Lidia Bag (Black) ¥60,500

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