本日はFASCINATE_THE R(大阪 心斎橋)にてお取り扱いしております UMA WANG(ユマワン)よりウールジャケット、ニットを使った秋冬におすすめしたいアルチザンコーディネートをご紹介します。 ブランドが持つ哲学とアイテム独自の世界観を本ブログを介して感じていただければ幸いです。
伝統美が光るUMA WANGのルーズジャケット
まずご紹介するのは、UMA WANGより日本の「半纏(はんてん)」を思わせるデザインが印象的なジャケットです。
このアイテムの最大の特徴は、フロントの仕様にあります。
一般的なボタンではなく、紐を結んで閉じるという、和の要素を取り入れた独特のディテールが、着る人の個性を引き立てます。
素材の上質さが際立つシックなブラックカラーは、カジュアルなデザインながらも洗練されたシックな印象を演出。
左右の腰には実用的なポケットを備え、袖通りの良い総裏地付きで、着心地への配慮も万全です。
UMA WANGならではの、日本の伝統文化への深い敬意と現代的なファッションへの昇華を感じさせる、デザイン性の高さが魅力的な一着です。
シルエットは、シンプルなパターンで仕立てられた着丈の短いリラックスフィットに設計。
肩肘張らない抜け感のあるムードを演出します。 特に注目すべきは、ボリュームのあるアームホールと身幅です。
これにより、肉厚なインナーの上からもストレスなく羽織れる、アウターとしての魅力を最大限に引き出しています。
そして、フロントの紐の結び方一つで、シルエットのニュアンスに変化をつけられる点も大きな魅力です。
しっかりと結べばフロントに自然なドレープが生まれ、より立体的な着物の「合わせ」のようなクラシックな表情に。
軽く結ぶ、または開けて羽織れば、リラックスしたワイドな身幅が強調され、モダンで軽快な羽織りとして活躍します。
その日の気分やインナーに合わせて、様々なシルエットをお楽しみいただけます。
素材には、UMA WANGがこだわり抜いた上質なウール生地が採用されています。
特筆すべきはそのテクスチャーで、ドライなシャリ感と空気をはらんだようなふっくらとした膨らみという、相反する質感を併せ持っているのが特徴。
この独特な素材感が、ミニマルでシンプルなデザインの中で確かな存在感を放ち、ただの黒いジャケットでは表現し難い奥行きを与えています。
素材の選び方一つにも、UMA WANGの哲学と美意識が深く根付いている、まさにブランドのこだわりが凝縮された一着です。
アウターの下に合わせたインナーは、UMA WANG の中でも異彩を放つニットフーディです。
ブランドとしては比較的珍しいカジュアルなデザインでありながら、UMA WANGらしいアートへのこだわりが凝縮された一着に仕上がっています。
このニットフーディの特徴はそテクスチャーと加工です。
深みのあるダークトーンの色味の中にコントラストを生むムラ染めが施されており、複雑な色の階調が奥行きを表現しています。
さらに、随所に施されたダメージ加工が、グランジの要素とラフなムードを加え、アイテムに強い個性を与えています。
むら染めのコントラストと起毛感のある素材感が相まって、他のアイテムにはない独特の表情と存在感を生み出しています。
シルエットは、現代的なリラックス感を持ちながらも、着回しの良さを追求した絶妙なバランスが特徴です。
全体的にゆったりとしたリラックスフィットで、快適な着心地を提供します。
程よいゆとりが、フーディ特有のカジュアルさに、大人の抜け感をプラスします。
使いやすい長さに設定された着丈は、単体での着用はもちろん、今回のスタイリングのようにショート丈のジャケットの裾からバランス良く覗かせることができます。
また、フードは大きすぎず、小さすぎないジャストな大きさに設計されており、アウターを羽織った際にも、もたつかずに収まりが良いのがポイントです。
この計算されたバランスにより、インナーとしても一枚着としてもその魅力を発揮する、汎用性の高いアイテムとなっています。
見た目のラフさとは対照的に、このニットフーディはハイゲージで編み立てられた上質な素材を使用しており、柔らかな肌触りと高い保温性を両立しています。
背面にはブランドのシグネチャーである赤刺繍がワンポイントとして輝き、ダークトーンのスタイリングに深みとアクセントを加えます。
ワイドシルエットで作る現代的Aラインシルエット
ボトムスには、UMA WANGの高度なパターンテクニックが凝縮されたエクストラワイドパンツをセレクトしました。
このパンツの最大の魅力は、生地を大胆に使用しながらも、計算し尽くされたカッティングによって構築された複雑で美しい立体構造にあります。
着用時には、その圧倒的な生地の落ち感(ドレープ)が、ストンと裾に向かって流れ落ち、足元にモードな「溜まり感」を生み出します。
ジャケットの和の要素と、インナーのラフなテクスチャーを受け止めつつ、全体のスタイリングに現代的な迫力と重厚感を与える、主役級の一本です。
フロントの深いタックからシーム(縫い目)への繋がりや、サイドに入れられたダーツ処理など、細かなディテールが組み合わさることで、腿やふくらはぎ部分に独特の膨らみとボリュームを生み出しています。
ただ太いだけでなく、生地が歩くたびに美しく揺れる、UMA WANGならではの芸術的な立体感が魅力です。
シルエットは、裾に向かってごく緩やかにテーパードをかけるよう設計されています。
この計算により、足元に生地が豊かに「溜まる」効果が生まれ、重厚感のあるモードな足元を演出します。
この構築的なシルエットは、現代的なAラインコーディネートの軸としてはもちろん、今回のようなブランドの世界観で固めたアルチザンな雰囲気のスタイリングにも完璧にマッチし、着こなしに深い奥行きを与えます。
ポケットはサイドのダーツに沿ってミニマルに配されたシームポケットとバックのボタン付きポケットで構成されており、バックポケットはフラップ仕様になっていてカーキの色合いがいいアクセントに。
多方面から視覚でも楽しめるディテールとなっています。
素材には、ブランド独自のこだわりが感じられるウールリネン生地が採用されています。
厚手で重厚感がありながら、リネンの特性によりドライな「シャリ感」を併せ持つのが特徴です。
この絶妙なブレンドが、迫力のあるワイドシルエットに重すぎない洗練された質感をもたらし、ドライな表情を両立させています。
ウールをベースとしているため、秋冬シーズンに重宝する暖かさと深みを備えています。
今回のスタイリングでは、ジャケットのふっくらとしたウール、ニットフーディの起毛感とこのパンツのシャリッとしたドライな質感が対比を生み出し、これからの季節の着こなしに豊かな奥行きをもたらすスタイリングに仕上げています。
足元には、GUIDI(グイディ)の定番ミドル丈サイドジップブーツをセレクト。
シャフトの斜めカッティングによる美しい革のドレープと、ボリュームを抑えたフラットな作りが特徴です。
耐久性の高いグッドイヤーウェルテッド製法と上質なホースフルグレインレザーにより、履き込むほどに自分だけのシワと色艶が増す経年変化を楽しめる、長く愛用できる一足です。
コーディネート全体の写真一覧
モデル 181cm/58kg. 着用サイズ:ジャケット/サイズS,シャツ/サイズM,パンツ/サイズM,シューズ/サイズ42
当店にはその他にも、多数のアイテムを取り揃えております。是非、当店FASCINATE_THE Rにお立ち寄りください。皆様のご来店をお待ちしております。