今回はFASCINATE_THE R(大阪 心斎橋)とFASCINATE KYOTO(京都 河原町)の両店で取り扱っている D.HYGEN(ディーハイゲン) から今季入荷したレザージャケットをご紹介します。
2本のジップが特徴的なデザインのD.HYGENの最新作


春夏、秋冬に関係なく、毎シーズンレザージャケットをリリースするD.HYGENの最新作は、伝統的なシングルライダースのデザインをベースに、フロントと右身頃に配置した2本のジップが特徴的なデザイン。
カーブしたファスナーやハイネックのデザイン、絡み合うような複雑な曲線を描くパターン、スリムなシルエットはD.HYGENのレザージャケット、ひいてはブランドを象徴するディテールです。
今季は深みのあるブラックと朱色のニュアンスを含んだ鮮やかなレッドの2色展開。
細部まで計算されたディテール配置とマテリアル


シャープな印象を与える首に沿ったハイネックのラインは、金属の鈍い光沢と荒々しく刻まれたレザーのしわとともにD.HYGENのエッジの効いたスタイルを強く印象づけます。
立体的な形状を作る複雑なパターンもデザインの一部として組み込み、重厚な雰囲気を作っています。


高く設定された後ろの首周りは首に沿うように計算されており、バックシルエットも秀逸。切り替えの多いパターンワークとレザーの質感、表情の調和が見事に表現されており、力強い印象を与えます。
D.HYGENの持つ個性とクラフトマンシップの精神が見事に融合した一着と言えます。

ジャケットのポイントとしてのジップは、フロントと袖口に留まらず、肘にも配置されており、開閉によって可動域が広がります。
シルエットの細さが洗練された印象を与える一方で、無闇に形を変えることなく、着やすさを考慮した設計になっています。


D.HYGENは自然体で着用できるようなレザージャケットというものは製作しません。
それは希少性や強いイメージを持ったレザーというマテリアルを身に纏う時の特別な高揚感を味わえってもらいたいという思いがあり、そのためにデザインにも強いイメージを持たせているため。
尖ったデザインからはファッションの楽しみ方の本質的な部分に訴えかけるD.HYGENのものづくりの姿勢が伺えます。

毎シーズンユニークなレザーを開発している中で、ブランドの最初期から使用しているフルベジタブルタンニン鞣しのホースレザー。
深いブラックの光沢を讃えたきめ細かい銀面に刻まれる大小様々なうねりは荒々しい重厚感を演出します。
レザーをシグネチャーマテリアルと位置付け、色出し、表情の作り方、経年によるレザーの表情の変化に至るまで並々ならぬこだわりを持って制作しています。
また、経年変化の仕方にも特徴があり、タンニンが日光やレザー自体の油分と反応して酸化していくため通常よりも速く変化していきます。
着用した分だけ自分だけのレザーへと早く変化していきより長く快適に楽しめることが愛用者が多い所以です。
2本のジップで自在にスタイリングアレンジが可能



2本のジップで自在にアレンジが可能で、スタイリングの幅もかなり広い仕上がり。
開閉だけで雰囲気が大きく変えられるのも魅力であり特徴です。


冬にはマフラーを加えて着用もでき、レザージャケットの持つ無骨な魅力を最大限に活かしつつ、洗練された都会的なスタイルを演出します。
その優れたデザインと汎用性は、毎シーズン進化を見せ、ブランドの新たな魅力に気づかせてくれます。
今回ご紹介したブランドはFASCINATE_THE R(大阪心斎橋)でご覧いただけますので、ぜひご来店いただき、直接アイテムをお手に取っていただければと思います。
また、遠方の方は通販もご利用いただけますので、そちらも是非ご利用ください。