
ダークロマンティックな世界観とロックな魅力が特徴のアン ドゥムルメステール(Ann Demeulemeester)より、
今回は2025PSコレクションで展開されたブーツ2型 「Heiko Laced Back Ankle Boots」と「Danny Ankle Boots」を徹底比較。
デザインやシルエット、履き心地、サイズ選びのコツなど、ここだけの情報をご紹介いたします。
はじめに:ANN DEMEULEMEESTERの魅力とブーツについて
ベルギー・アントワープを拠点とするANN DEMEULEMEESTERは、アントワープ王立美術アカデミーの卒業生たち、
通称「アントワープ・シックス」の一員として世界的な注目を集めました。
創業者アン・ドゥムルメステール自身の、
「優れた服とはロックミュージックのように無秩序で反骨的であるべき」という哲学は、
ダークロマンティシズムや詩的なエレガンス、そして前衛的なシルエットに通じます。
モノクロームを基調としたカラーリングや洗練されたレイヤリングは、
孤高のアーティスティックな世界観を形成し、唯一無二なブランドとしてその地位を確立しています。
なかでもブーツは、ブランドのアイコニックなピースとして数多くのコレクションで登場し、
高品質なレザー素材とイタリアの熟練職人技を融合させた特別な存在感を放っています。
アンドロジナスなデザイン哲学により、男性用・女性用の境界を超えた美学が貫かれているのが特徴的です。
特に「Heiko」や「Danny」など、名前こそ分かれていても
根底にはジェンダーレスなデザインアプローチが息づいています。
独特のレースアップ(背面やラップアラウンドなど)は
視覚的な美しさとロックな反骨精神を両立させるシグネチャーであり、
ファンを虜にするアイテムの一つです。
次のトピックでは、「Heiko/Heike」と「Danny」について詳しくご紹介いたします。
また、さらに詳しいブランドについての紹介ページは、下記リンクからご覧いただけます。
デザインが変われば何が変わる?HeikoとDannyの魅力

今回ピックアップする「Heiko Laced Back Ankle Boots」と「Danny Ankle Boots」は、
ANN DEMEULEMEESTERのブーツラインナップにおいてもファンが多い名作モデル。
同じブランドの手掛けるアンクルブーツでありながら、背面レースアップとラップアラウンドレースという
全く異なるデザインアプローチを採用することで、
着用時の雰囲気やコーディネートの方向性がガラリと変わります。
Heiko Laced Back Ankle Bootsの美学:背面から生まれるアヴァンギャルドな存在感

Heiko最大の特徴は、やはりヒールカウンター部分のレースアップディテール。
一見するとコルセットを想起させるようなフェティッシュなムードを含みつつ、
サイドジップによる着脱の容易さを両立しているのがポイントです。
メンズ・レディースそれぞれでヒール高が変わる場合もありますが、
共通するのは“背面に視線を集める”構造がもたらすアヴァンギャルドな存在感。
後ろ姿で個性を主張したい方や、シンプルなボトムスにアクセントを加えたい方に最適です。
Danny Ankle Bootsの美学:足首を取り巻くクラシックなラップレース

一方、Dannyは足首にレースを巻きつけるラップアラウンド方式を採用。
ヒールが高いバリエーションだと足元に圧倒的な存在感が生まれますが、
サイドジップが備わっているため、日常的に着脱するシーンでも実用性が確保されています。
レースアップとヒールのボリューム感が重なり合い、
ロックやパンク寄りのスタイルを好む方にはピッタリの一本です。
視覚効果を左右するヒールとシルエット

HeikoとDannyでは、ヒール高や形状がモデルによって若干異なります。
Heikoは安定感のあるブロックヒールを採用しつつ、背面レースで立体感を強調。
Dannyは高さや形状がバリエーション豊富で、厚底ラバーソールのモデルも存在し、
より“攻め”のシルエットを楽しめるのが魅力です。
どちらもジェンダーレスな発想を根底に持ちながら、
“後ろ姿でアートを演じる”か、“足首に巻きつくレースで大胆さを表現する”かによって
印象は大きく変わるでしょう。
同素材でもここまで違う:見た目と着用感を比較
HeikoとDannyはいずれもイタリア製の高品質レザーを使用しながら、
デザインやレースの配置、ヒール構造などで異なるムードを生み出しています。
ここでは、共通する素材の魅力と、それぞれのブーツが持つ独自の“見え方”や“履き心地”を比較しながら解説します。
イタリアンカーフレザーがもたらす上質な風合い
ANN DEMEULEMEESTERのブーツには、主にカーフレザー(またはカウレザー)を採用。
マット仕上げやバフ加工など仕上げのバリエーションによって、光沢感や手触りに差がありますが、どのモデルも「履き込むほど足に馴染み、レザーが持つ深みを引き出す」点は共通。
エイジングによるシワの入り方や表面の艶感は、着用者ごとの個性を映し出す大きな魅力です。
Heiko:背面レースの装飾性と柔軟なフィット感
背面レースアップは見た目のインパクトが強いだけでなく、足首周りのホールド感を微調整できる点もメリットの一つ。
とはいえ、メインの着脱はサイドジップで行うため、レースを頻繁に緩めたり締めたりする必要はあまりありません。
そのため普段使いしやすいバランス感と、後ろ姿の美学を両立できるのがHeikoの強みといえます。
Danny:ラップアラウンドで足首を包み込む大胆なシルエット
Dannyのラップレースは、足首部分をしっかり包み込むことで安定感を増しつつ、視覚的にもボリュームが生まれ、ロックな雰囲気がアップします。
また、ヒールがやや高めのモデルなので、スタイルアップ効果も担えます。
足元に重心を置いたコーデを好む方にとって、これほど心強いブーツはないでしょう。
スタッフ着用感:動きやすさとフィットの違い
- Heiko試着コメント:
「背面レースはインパクト大。横方向への履き心地はわりとゆとりがあり、
インソールや厚手のソックスで微調整可能。後ろ姿に注目が集まるため、
シンプルなパンツコーデにプラスすると抜群に映える」
- Danny試着コメント:
「足首に巻き付くレース+ハイヒール仕様だと見た目のボリュームがかなり出る。
歩きやすさは慣れが必要だが、慣れればモード感とスタイルアップが同時に手に入る。
スリムパンツやスラックスと合わせやすい印象。」
基本スペックとバイヤー&スタッフレビュー:本質的な魅力とは?

ここでは、「Heiko Laced Back Ankle Boots」と「Danny Ankle Boots」それぞれの基本スペックを整理するとともに、
バイヤー&スタッフ目線で感じる「本質的な魅力」について掘り下げます。
購入を検討している方が最も気になる「コストパフォーマンス」の部分を、ぜひチェックしてみてください。
Heiko Laced Back Ankle Bootsの基本スペック一覧

商品名:Heiko Laced Back Ankle Boots
品番:CO02MA40
カラー展開:ブラック
サイズ展開:EU表記 40~43
素材:イタリアンカーフレザー
原産国:イタリア
価格:$1,910.00(税込)
Heikoは背面レースアップという特殊なデザインが最大の特徴です。
“無秩序で反骨的”なブランド精神を象徴するような攻めのディテールながら、
サイドジップ付きで実用性も確保しています。
Danny Ankle Bootsの基本スペック一覧

商品名:Danny Ankle Boots
品番:C000MC01
カラー展開:ブラック
サイズ展開:EU表記 40~43
素材:イタリアンカウ/カーフレザー
原産国:イタリア
価格:$1,820.00(税込)
Dannyは足首を囲むラップアラウンドレースとブロックヒールが特徴的。
シルエットアップ効果が大きく、ヒール高さが選べるバリエーション展開も魅力です。
「ジェンダーフルイドな世界観」を体現し、見た目の重厚感と実用性を両立しています。
バイヤー&スタッフが語る「本質的な魅力」とは
バイヤーとして最も注目しているのは、レザーの質感と丁寧な仕上げから生まれる
「長く使うほど味わい深くなる成長性」です。
ハイファッションブランドのブーツは
見た目のインパクトを重視しがちですが、ANN DEMEULEMEESTERはその奥にある
使い込む楽しみや履き心地の快適さもしっかり考慮されています。
スタッフ試着でも「最初は硬いが履くたびに馴染む」という声が多く、 それこそが良質なレザーを使用している証拠。 さらに、背面レース(Heiko)やラップアラウンド(Danny)のようなデザイン的要素が 機能よりも“詩的な魅力”を重視するブランドらしさを際立たせており、 履く側に独特の高揚感を与えてくれます。
価格帯は決して安くはありませんが、
高級レザーを惜しげもなく使った「芸術的な一足」を入手できると考えれば納得感は高いというのが
バイヤー&スタッフの共通見解です。
長年履き込んでエイジングを楽しみ、
自分だけの足の形に育て上げることで生まれる愛着こそが、
コストパフォーマンスを超えた「所有欲の満足度」を満たす魅力といえるでしょう。
同じスタイリングでも違う見え方に:あなたはHeiko派?Danny派?

トップスやボトムスの組み合わせはそのままでも、選ぶブーツが「Heiko」か「Danny」かで
まったく異なる表情に仕上がるのがANN DEMEULEMEESTERならではの面白さ。
背面レースのドラマ性を強調したいのか、ラップアラウンドで足元に大胆なインパクトを加えたいのか、
あなたのスタイルに合うブーツを見つけるヒントをお伝えします。
Heiko:背面レースが生むアーティスティックな後ろ姿
背面に配置されたレースアップは、一見するとコルセットのようなフェティッシュさもありながら、
後ろ姿に独特の奥行きと芸術性をもたらします。
同じスタイリングの中でも、Heikoを選ぶだけで後方からの視線を惹きつけるドラマティックな印象に。
レースの緩み具合で微妙なシルエット変化を楽しめる点も魅力です。
Danny:ラップアラウンドが強調する足首のボリューム感
足首を包み込むようなラップアラウンドレースは、足元にしっかりとした存在感をプラス。
同じコーディネートでも、Dannyを合わせると一気にモード感が高まり、
見た目の重厚感やヒール高を活かしたスタイルアップ効果が狙えます。
ラバーソールモデルなら安定性もあり、ロックかつ機能的な着こなしに仕上げられるでしょう。
サイズ選びで失敗しない:シルエットを保つコツ

アヴァンギャルドなフォルムを損なわず、かつ快適に履きこなすためにはサイズ選びが重要です。
ANN DEMEULEMEESTERのブーツは、ハイファッションブランドとしては珍しく
ゆったり履けるワイドフィットを採用しているケースが多いのも特徴。
好みや足型によっては実際のサイズよりハーフ~1サイズ程度下げると、
見た目がスッキリしたシルエットになりやすいというユーザーフィードバックもあります。
公式サイズチャートを確認した上で、自分の足長や足囲をしっかり測定するのが基本。
レースアップ部分はそこまで大きな調整幅がないため、
実際のフィット感はインソールの活用や履き込みによるレザーの馴染みでカバーするイメージです。
経年変化を視野に入れながらサイズを決めることで、長く愛用できる一足に仕上げましょう。
メンテナンスで変わる長期価値:ケアとサポート

高品質なレザーを使用したANN DEMEULEMEESTERのブーツは、
正しいメンテナンスを行うことで何年にもわたり美しさと機能を保てます。
特にHeikoやDannyのようにデザイン性が際立つモデルは、
レザーケアとソールメンテがそのまま「見た目のかっこよさ」に影響するといっても過言ではありません。
- 表面の汚れはブラッシングや柔らかい布で取り除く
- クリームやオイルで定期的に栄養補給(マット仕上げ用ケア用品があればなお良し)
- 湿気対策とシューキーパーによる型崩れ防止
- ソール・ヒール部分の摩耗を早めに修理・交換
オンラインストアでもサイズ交換・修理受付などのサポートを行っている場合がありますので、
購入時には返品・交換ポリシーを確認し、不明点は気軽に問い合わせてみてください。
手間を惜しまずケアすることで、ブーツの存在感はむしろ増していきます。
まとめ:ANN DEMEULEMEESTERブーツで新たなスタイルを

「Heiko Laced Back Ankle Boots」と「Danny Ankle Boots」、いずれのブーツもANN DEMEULEMEESTERのコアアイデンティティを体現する傑作です。
同素材でありながら、背面レースかラップアラウンドかという意匠の違いで
これほどまでに表情や履き心地が変わるのは、このブランドならではの「デザイン力と独創的な哲学」があってこそ。
「ダークロマンティシズム」「ロック」「アヴァンギャルド」という一見相反する要素を見事に融合し、
履く人のライフスタイルや美意識に応じて進化していくブーツ。
それはもはや単なるファッションアイテムを超え、
“自分だけの世界観”を足元から創り上げるパートナーといっても過言ではありません。
長く付き合える一足を手に入れて、その奥深い世界を思う存分楽しんでみてください。
きっとあなたのスタイルが新たな次元へと引き上げられるはずです。
購入ページ・お問い合わせ:Ann Demeulemeester通販案内
当店のオンラインストアでは、今回ご紹介した「Heiko Laced Back Ankle Boots」と「Danny Ankle Boots」をはじめとした
Ann Demeulemeesterの最新アイテムを多数取り扱っています。
気になるサイズやカラーの在庫状況は
下記カタログよりすぐに確認可能です。ご購入に際して不明点があれば、お気軽にお問い合わせください。
実際に試着したスタッフの意見も踏まえたアドバイスを行っておりますので、
「ネット購入に少し不安がある」という方でも安心してショッピングしていただけます。
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当店で買うメリット:安心サポートと実店舗のご案内
当店ではオンラインストアだけでなく、実店舗(大阪・京都)も運営しております。
「写真だけではサイズ感や素材が分からない」「実際に試着してから購入を決めたい」という方には、
店舗で直接コートをお試しいただくことをおすすめしています。
専門スタッフが商品知識を活かし、
素材やフィット感の悩みをしっかり解決できるようサポートいたします。
実店舗(大阪・京都)の来店案内
大阪の店舗では「Heiko Laced Back Ankle Boots」と「Danny Ankle Boots」をお手に取って、質感やサイズ感をより正確に体験いただけます。
専門スタッフによる購入前後のサポート(商品知識豊富)
ご購入前のサイズ相談やコーディネート提案はもちろん、購入後のメンテナンス方法に関する質問なども お気軽にお問い合わせください。Ann Demeulemeesterについて知識豊富なスタッフが、 あなたのファッションライフを全力でサポートいたします。
通販でも安心の返品・交換ポリシー
以下の条件を満たしていれば、出荷日から7日以内であれば未使用品の返品・交換を承ります。
1) タグを切り離していない
2) 商品が入っていた袋や箱が破損・紛失されていない
3) 靴箱や商品の箱に直接伝票を貼らない
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