ISO 26SS カティアシルクシャツ:極細シルクの質感と2つのモデルのご紹介

2026-04-25

ISO 26SS カティアシルクシャツ:極細シルクの質感と2つのモデルのご紹介
目次

いつもご覧いただきありがとうございます。
本日は、ISO(位相)の26SSコレクションより、独自に開発されたカティアシルク素材を用いた、カティアシルクロングスリーブシャツカティアシルクショートスリーブシャツの2つのモデルをご紹介いたします。

ISO 26SS カティアシルクシャツのイメージ画像

実際に身に纏った際に、素材の軽やかさと緻密なパターン構成が直感的に伝わる、ISO(位相)らしいストイックな仕上がりとなっています。

2つのモデルに共通する、極限まで追求された素材と構造

今シーズンのISOを象徴するこのシャツシリーズには、長袖・半袖を問わず、ブランドの思想と西田氏・岡庭氏の両名による徹底的な作り込みが共通して注ぎ込まれています。

ブランド名「位相(ISO)」に込められた、着る人に委ねる服の在り方

ブランドの空気感が伝わるイメージ画像

このISOというブランドは、The Viridi-anneの岡庭氏とDEVOAの西田氏という、15年以上にわたり第一線で活躍してきた両名によって構成されています。
彼らは服のデザイン、テキスタイルの開発、生産管理といった各工程を、まるでバンドの楽器担当のように分担しています。

今回はデザインを岡庭氏、素材開発を西田氏が担当していますが、それぞれの個性を主張するのではなく、両者の経験値が重なり合って一つのブランドの空気感を作り上げています。
ブランド名が示す通り、その時々のデザイナー同士の共鳴や、着る人のスタイルによって服の表情(フェーズ)が変化していく。

作り手が特定の完成形を押し付けるのではなく、あくまで上質な「道具」として提示し、それをどう着こなすかはユーザーの自由に委ねるという思想が、このシャツにも息づいています。

薄くて柔らかい、カティアシルク100%の高密度素材

このシャツの核となるのは、インド産の極細カティアシルク糸をきめ細かく織り上げた独自のテキスタイルです。
ガーゼのような薄さでありながら、極細糸を高密度に織り上げることで、着用時の透け感はほとんどなく、かつ高い通気性を確保しています。

カティアシルク生地の接写画像

カラーはブラックのみですが、単一の黒でありながら、光の反射によってわずかに赤みのニュアンスが浮かび上がる奥行きのある色調が特徴です。
シルク特有の光沢は抑え込まれており、表面にはネップ(糸の節)が所々に顔を出します。
この不均一な表情と内側に秘めたような赤みが合わさることで、黒一色の中に強い存在感を放っています。

身幅の余白と短めの着丈が作る、2つのモデルに共通するシルエット

長袖、半袖の両モデルに共通して採用されているのが、ISO独自のバランスで構築されたルーズフィットのボックスシルエットです。
身幅を広く取り、アームホールや腕回りにもたっぷりとゆとりを持たせることで、カティアシルクの軽やかな質感が肌にまとわりつかず、風が通り抜けるような開放的な着心地を実現しています。

カティアシルクシャツの全体正面画像

これほどルーズな設計でありながら野暮ったさを感じさせないのは、着丈をあえて短めに設定しているためです。
この絶妙な丈感が、ワイドシルエットのパンツと合わせた際にも重心を上に保ち、全体をすっきりと整えてくれます。

カティアシルクシャツの着丈がわかる画像

背面からはセンターシームやプリーツ、ギャザーといった装飾的なディテールを一切省いており、背中が広く見えるクリーンな外観を形成しています。
この緻密なパターンワークにより、着用した際に生地が自然なふくらみと陰影を生み出し、大人の脱力感と品のある佇まいを両立させています。

カティアシルクシャツの背面の画像

国内での揉み込み処理とシリコンコーティングによる抗菌・柔軟加工

生地は日本国内の工場にて、独自の加工工程を経て仕上げられます。
物理的な揉み込み処理によって糸の緊張を解き、非常に柔らかい肌触りを生み出しています。
実際に手に取ると、本当に着ている感覚がないほど軽量であることに驚かされます。

カティアシルク生地の接写画像

3度の製品洗い工程が可能にする、ご家庭でのイージーケア

デリケートなイメージのあるシルク100%ですが、日常での扱いやすさも徹底されています。
加工段階で3度の洗い処理を繰り返し行うことで、生地を限界まで収縮させています。
これにより、購入後にご家庭で水洗いをしても、大きな縮みが発生しにくい仕様となっています。

カティアシルク生地の接写画像

さらにシリコンコーティングを施すことで、滑らかな質感を加えつつ、高い抗菌性を持たせています。
汗ばむ春夏シーズンにおいても、清潔感を保ちながら快適に着用できる実用性が備わっています。

ロングスリーブとショートスリーブ、それぞれのモデル詳細

共通のこだわりをベースにしつつ、2つのバリエーションが用意されています。

カティアシルクロングスリーブシャツ

通年での着用を視野に入れた長袖モデルです。
ルーズなボックスシルエットと短めの着丈を、最も標準的なシャツのバランスで楽しむことができます。

長袖シャツの全体正面画像

素材が非常に柔らかいため、袖を無造作に捲り上げるだけでもラフで様になります。
春先の羽織りから、秋口のインナー使いまで、カティアシルクの質感を最も広い面積で体感できる一着です。

前後の袖構造を変えた特異なパターンとクリーンな背面

一見シンプルなルーズフィットに見えますが、袖の付け方にも非常にマニアックな仕様が隠されています。
フロント側はドロップショルダーのセットインスリーブですが、背面はラグランスリーブのようなシームを施した特異な切り替えデザインになっています。

背面の肩周りがわかる画像

シャツにジャケットの仕立てを持ち込んだサイドパネル構造

パターンの構造にも、ISOならではの実験的なアプローチが隠されています。
通常のシャツは前後の身頃を脇で合わせるのが一般的ですが、このシャツは脇部分に「サイドパネル(脇の切り替えパーツ)」を一枚追加しています。

サイドパネルの切り替えパターンがわかる画像

これはジャケット製作において、シルエットに立体感を出すために用いられる技法です。
平面的なシャツに、あえてジャケットのようなパーツ構成を加えることで、着用した際に生地に自然なふくらみと陰影が生まれ、薄手の生地でありながらも、体を通した時にどこか凛とした佇まいを感じさせる理由となっています。

カティアシルクショートスリーブシャツ

真夏の気候に特化し、さらなる通気性と軽快さを追求した半袖モデルです。

半袖シャツの全体正面画像

太めに設定された袖口から風が通り抜ける設計になっており、高密度ながらガーゼのような肌触りを持つカティアシルクの特性を、最もダイレクトに感じることができます。
赤みのニュアンスを含んだ深いブラックが、日差しの下でより一層豊かな表情を見せてくれます。

素材の力だけで勝負する完成度

オープンカラーでルーズなシルエットのシャツは、ともすれば「やんちゃな印象」を与えがちですが、このアイテムに関してはその心配はありません。

モデルの着用全身画像

落ち着いたカジュアル感と、適度な脱力感が絶妙なバランスで両立しており、大人の男性にこそふさわしい一枚です。
分かりやすい装飾を排除し、純粋に素材の力とパターンの妙だけで勝負している点に、キャリアの長い両氏が手掛けるブランドとしての凄みを感じます。

ロングスリーブのスタイリング

ここからは実際の着用スタイルをご紹介します。
まずはロングスリーブシャツを用いたスタイリングです。

長袖シャツのスタイリング全身画像1 長袖シャツの袖をまくったラフな着用画像

身幅の広さと短めの着丈を活かし、ボリュームのあるワイドパンツと合わせるスタイルをおすすめしています。
重心が上に上がるため、太めのパンツを合わせてもシルエットが重くならず、バランス良くまとまります。

ショートスリーブのスタイリング:通気性を活かした夏の軽快な装い

続いて、夏場に真価を発揮するショートスリーブのスタイリングです。

半袖シャツのスタイリング全身画像1 後ろ姿、背中側の落ち感がわかるバックスタイル画像

太めに取られたアームホールと、ガーゼのような通気性の高い生地が相まって、真夏でも風が通り抜けるような快適な着心地です。
シンプルに一本のパンツと合わせるだけで、素材と構造の良さが際立つスタイルが完成します。

スタッフの着用サイズ感

サイズ選びの参考として、体型の異なるスタッフの着用感をご紹介いたします。

スタッフ 着用サイズ サイズ感
スタッフA(170cm / 62kg) Size 1 サイズ1でピッタリとしたジャストフィットです。
スタッフB(174cm / 68kg / 肩幅広め) Size 3 肩幅があるためサイズ3を選択しました。適度なゆとりがあり、窮屈さは全くありません。
スタッフC(180cm / 56kg) Size 3 サイズ3でバランス良く着用できます。着丈や袖丈の好みでサイズ3を選ぶことも可能なサイズ感です。

改めて振り返る、カティアシルクシャツの魅力

最後に、今回ご紹介したアイテムの要点を整理いたします。

シャツのディテール総集編となる画像
  • カティアシルク100%による奥行きのあるブラック
  • 国内での揉み込み処理とシリコンコーティングが生む、柔らかな質感と抗菌機能
  • 3度の洗い加工により、シルク素材ながらご家庭での水洗いが可能
  • フロントはセットイン、背面はラグランという特異な袖のパターン構成
  • ジャケットの手法であるサイドパネルを組み込んだ立体的なシルエット
  • 季節や好みに合わせて選べる、長袖(L/S)と半袖(S/S)の2モデル展開
シャツのディテール総集編となる画像

素材の選定から加工、そして複雑なパターンの裏側に至るまで、全ての工程に明確な意志が宿っています。
分かりやすいロゴなどではなく、純粋に「衣服としての真価」を追求した完成度の高い一着です。
ぜひ店頭で、この驚くほど軽い着心地と、静かな主張を感じさせるテクスチャーを体感してみてください。

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