本日はFASCINATE_THE R(大阪 心斎橋)とFASCINATE KYOTO(京都 河原町)の両店で取り扱っている各ブランドから、レザージャケットを各ブランド別にアイテムをセレクトしてご紹介。
前回のコート編、ブルゾン編、ジャケット編に続き、今回はレザージャケット編ということでよりファッションの方向性を強く決めるアイテムが多くなっています。
是非チェックして、この秋冬を美しく彩ってみてはいかがでしょうか。
D.HYGEN | ホースレザーの「耽美な緊張感」。軽くて柔らかいホースレザージャケット
Hose Leather Hood Attached Jacket (Black)/ ST105-0225A
フルベジタブルタンニン鞣しの1.1mm厚のホースレザーを贅沢に使用したダウンジャケット。その魅力は、視覚的な重厚感と裏腹の、実際の着用感にある矛盾にあります。実際の手触りは"軽くて柔らかく薄手"であり、使い込むほどに革質が身体のラインに沿うように馴染んでいくという、経年変化の楽しみを秘めた素材です。シルエットは、ブランドらしい着丈が短く袖丈が長いスリムな設計。この細身のフォルムでありながら圧倒的な存在感を放つのは、身頃から袖をワンピースで組み、ヒジ部分にクセを取った立体的なパターン構成によるものです。D.HYGENならではの革新的なパターンメーキングが随所に感じられます。
デザイン面では、脱着可能なフードにバイザーやチンタブが配置され、複雑なディティールがアンサンブルを形成。製品加工を施すことで、レザーの持つ光沢感と相まって、より立体的な表情と独特の退廃的なムードを醸し出しています。袖元のジッパーデザインもインパクトを加え、このジャケットが単なるアウターではなく、ブランドの哲学を纏うためのウェアであることを雄弁に物語る一着です。
Horse Leather Cropped W Riders Jacket (Black)/ ST105-0325A
D.HYGEN(ディーハイゲン)ならではの、ベーシックなスタイルを解体し再構築するパターンメーキングが感じられるホースレザージャケット。素材にはフルベジタブルタンニン鞣しのホースレザーを使用。その重厚な見た目とは裏腹に、実際の手触りは"軽くて柔らかく薄手"であり、使い込むほどに革質が身体に馴染む、極めて上質な質感です。身頃~袖をワンピースで組み、ヒジ部分にクセを取った立体的で複雑なパターン構成により、このスリムなシルエットでありながらも、動きやすさと圧倒的な存在感を両立。
特に身頃をショート丈で設定している点が特徴で、着丈が短いことで独特な雰囲気を纏い、様々なコートやアウターのインナーとして組み込みやすい「レイヤードに効くアイテム」に仕上げられています。製品加工を施すことで、革の表面には独特の表情と、やや光沢感のある質感を付与。随所に施されたデザインがアクセントとなり、袖元のジッパーやヒジの立体的な構造など、細部にまでブランドの哲学が凝縮された一着です。
DEVOA | トスカーナの歴史を継ぐ。ピット槽鞣し「バケッタレザー」の深い艶
Leather Jacket Loose Fit (BLACK)/ JKE-CCLB
DEVOA(デヴォア)ならではの人体構造に基づいたパターンメーキングが施された、シンプルな襟付きデザインが特徴のレザージャケット。このアイテムの最大の特徴は、素材にイタリア・CONCERIA社で製作された希少な「バケッタレザー」を使用している点にあります。このレザーは、手間と時間がかかる「ピット槽を使用した伝統的な鞣し法」を現代まで継承・進化させてきた証であり、その品質と背景は唯一無二。革の厚みを0.9mmに調整することで、重厚な見た目ながらも"軽くてしっとりとした質感"を実現し、カシミア混リブの滑らかな肌触りと共に、極上の着用感を提供します。
着用を重ねるごとに革質が馴染み、深い光沢を増していく経年変化も魅力です。シルエットは全体的にボリュームを持たせたルーズフィットながら、着丈をコンパクトにすることでスタイリッシュな印象を際立たせています。両脇のフラップ付きポケットや、エクセラファスナーのダブルジップ仕様など、ラフな雰囲気の中に実用的なディテールが光る、ブランドのこだわりが凝縮された一着です。
The Viridi-anne | ハイブリッド鞣しが育む経年変化。無骨なデザインと洗練されたミニマム
Oil Horse Leather Jacket (BLACK)/ VI-3889-06
The Viridi-anne(ザ ヴィリディアン)ならではのパターンメーキングとミニマムなデザインが融合した襟付きのレザージャケット。素材には、オイルをたっぷりと含んだ肉厚ながらもしっとりとした質感のホースレザーを使用。この革は、表面の銀面が潰れて新しい表情に育っていくという、ハイブリッドなめしの特性を持っており、着用を重ねるごとに革質が身体に馴染み、深い光沢を纏う経年変化を楽しめます。実際の手触りは、"軽くてしっとりとした質感"で、きめ細かい銀面をそのまま活かした力強く粗野な風合いが、ジャケットの武骨なデザインと見事に調和しています。
シルエットは、スクエアのようなボックスシルエットに設定されており、身幅にゆとりを持たせたルーズな印象ながらも、ジャストサイズで着用いただける絶妙なバランス。可動域を確保したパターン設計により、見た目以上に動きやすいのも特徴です。フロントのダブルジップやウエストベルト、両脇のファスナーなど、ライダースジャケットのディテールが随所にアクセントを加え、裏地には薄い中綿入りのキルティングが施されているため、防寒性も考慮された長く使えるアイテムです。
FRACTION | 収縮加工が育む唯一無二の表情。「キップシュリンク」レザーの質感
Lou R Jacket (Black)/ FM25FW102KSL
FRACTION(フラクション)ならではの複雑かつ緻密なパターンメーキングとミニマムなデザインが融合したショート丈のレザージャケット。素材には、きめの細かい吟面を持つキップレザーに特殊な薬剤処理を施し、自然な収縮を生み出すシュリンク加工が施されています。この加工により、マット感のある凹凸とした独特なシボ模様が生まれ、上品さと表情豊かな質感を両立。表面のシボが小さな傷や汚れを目立たなくさせるという、日常使いに嬉しい実用性も備えています。
実際の手触りは、軽くて薄く"しっとりとした質感"で、使い込むほどに革質が手に馴染むしなやかさが特徴です。シルエットは、細身の身幅と袖丈で構成されながらも、ジャストサイズで着用いただける絶妙なバランスに設計。着丈を短く設定することで、ワイドから細身まで幅広いパンツに合わせやすく、冬場はコートのインナーとしても着用できる汎用性の高い一着です。ノームコアのような雰囲気を纏いつつ、同色のステッチデザインなど、随所に緻密なこだわりが光るアイテムです。
daisuke tanabe | 刻々と表情を変える「Vintage Green」。経年変化を楽しむLWGゴールドレザー
pluto Calf Leather Jacket (Vintage Green)/ 02_806
ミニマルな佇まいの中に大胆な切り替えを配した、daisuke tanabe(ダイスケタナベ)ならではの独創的なバイカージャケット。この一着はSeason 02 "syvash"のテーマを深く反映しており、「Vintage Green」という色合いは、ポジティブな緑と軍服のネガティブな緑が混じり合う、風化したような複雑な色調を表現しています。素材には、レザー産業の環境基準で最高評価「ゴールド」認定を受けたイタリア・INCAS社のベジタブルタンニング・カーフレザーを採用。実際の手触りは"厚くてしっとりとした質感"を持ち、マット感がありながら、使い込むほどに光沢が増し色が深まる経年変化を堪能できます。
その革本来の毛穴を塞がないため通気性に優れ、時折見られる傷やシワといった個性もそのまま残された、生きた素材です。シルエットは着丈がやや長く設定されたオーバーなシルエットでありながら、身幅にゆとりを持たせているため、インナーを気にせず着込むことが可能。マチをスエードで切り替えた立体的なカーゴポケットやriri社製ジップ、そして意図的に施された特殊なダメージ加工が、クラシックなライダースの雰囲気にモードな野暮ったさを加味した、唯一無二な一着です。
Maison MIHARA YASUHIRO | 巨大ジップが遊び心を添える。宇宙服のようなボリュームのヴィーガンレザー
Vegan Boa Leather Jacket / A15BL071
Maison MIHARA YASUHIRO(メゾン・ミハラヤスヒロ)らしい遊び心とモードなアレンジが加わった、ヴィーガン仕様の裏ボアレザージャケット。このアイテムは、冬の定番であるB-3などのフライトジャケットをベースにしており、ブランドのアイコニックな「巨大なフロントジッパー」が最大の特徴。通常のファスナーよりも遥かに大きいサイズ感が、おもちゃのようなポップさとモードな違和感を同時に演出し、デザインの核となっています。
素材には高品質な合成皮革を使用。本革に比べて軽量で、手入れがしやすく水にも強いという実用性を持つヴィーガンレザーです。表面にはコーティングとヴィンテージ加工が施されており、合成皮革特有の安っぽさを感じさせない、重厚でマットな質感と奥行きのある表情に仕上がっています。実際の手触りは、ツヤ感がありながらも"ややツルッとした"滑らかな質感です。裏地には全面にボア(フェイクムートン)が敷き詰められ、首元や袖口から覗くボアがデザインのアクセントになると同時に、真冬でも対応できる高い防寒性と防風性を確保。身幅やアームホールに十分な余裕があるため、まるで「宇宙服」のようなボリューム感があり、厚手のニットの上からでもストレスなく着用できます。
KAMIYA | ストリートの定番をレザーで再構築。ゴールドボタンが光る「大人」のコーチジャケット
Leather Coach Jacket (Black)/ G15BL012
ストリートウェアの定番である「コーチジャケット」を、KAMIYA(カミヤ)らしい高級感のあるカウレザー素材で再構築したアイテム。デザイナー自身が追求するヴィンテージスタイルを色濃く反映しつつ、ストリートやモードの要素を取り入れた現代のスタイルを軸に据えています。素材には、程よい光沢感と柔らかさを兼ね備えたカウレザーを使用。実際の手触りは、丈夫で耐久性が高く、比較的きめ細かく滑らかな質感で、革特有のシボ感も感じられます。
フロントに採用されたゴールドのドットボタンは、ブラックレザーとのコントラストで「ワイルドさ」と「ラグジュアリー」なアクセントを加え、一般的なナイロン製コーチジャケットとは一線を画す重厚感があります。デザイン面では、後ろ肩部分にダーツを入れることで立体的なフォルムを作り出し、着用時のフィット感と動きやすさを確保。シルエットはオーバーサイズをベースとしながらも、着用すると「ジャストサイズ」のような落ち着いたボックスシルエットに収まり、程よいゆとりを持たせています。裾のドローコードでシルエットに丸みを持たせたり、防風対策をしたりと機能性も万全で、長いシーズンで着用可能な一着です。
LAST NEST | ジャージ感覚で羽織る。光沢を纏うストリートなフェイクレザートラック
Faux Leather Track Jacket (Black)/ LASTNEST-23
LAST NEST(ラストネスト)が提案する、レザータッチの光沢を持つフェイクレザー素材で仕立てたトラックジャケット。このアイテムは、スポーティなアイテムでありながら、その上質な質感と光沢感によってモードな存在感を放ちます。素材には軽量かつ防水性に優れた本革のようなフェイクレザーを使用。実際の手触りは柔らかく、弾力があるため、まるでジャージのような感覚で気楽に羽織ることができます。
袖から裾にかけてライン状のパイピングを施すことで、ブランドらしい直線的な構築感を強調。裏地を備えたしっかりとした仕立てになっているため、レイヤード時も着崩れせず美しいシルエットを保ちます。シルエットはやや着丈が長く設定されたルーズサイズですが、リブ仕様の袖口と裾が全体を引き締め、機能性とデザイン性を両立。可動域も確保されており、機能性にも優れています。同素材のパンツとセットアップで着用すれば、夜のストリートシーンにも映える、汎用性の高い一着です。