【25-26AW 新規取扱】SEVESKIG(セヴシグ) - 「無常」の思想に見る日本の美学

2025年6月21日

SEVESKIG(セヴシグ) を象徴するイメージ

2025-26AWシーズン、当店が自信を持ってお届けする新ブランド「SEVESKIG(セヴシグ)」の取り扱いをスタートします。

SEVESKIGの最大の魅力は、バイクやアニメといったサブカルチャーの熱量を、日本の卓越した職人技で見事にファッションへと昇華させている点です。
こだわり抜かれたユニークなデザインや、レザーをはじめとする素材使いは、オリジナリティが高く、ブランド独自の世界観を築き上げています。

このブログでは、他のブランドとは一線を画すその世界観や背景、アイテムの魅力まで深く掘り下げてご紹介します。

目次

SEVESKIG(セヴシグ)の核心:その哲学とものづくりの原点

当店コンセプトとSEVESKIG(セヴシグ)が合致するイメージ

SEVESKIGの哲学は「ありそうでないもの」を創造すること。
その原点は、デザイナーが愛してやまないバイク、古着、アニメといったサブカルチャーにあります。
カルチャーへの尽きない愛情とリスペクトを、日本の卓越した職人技によって、唯一無二のプロダクトへと昇華。ここにしかない、手に取って初めて分かる感動が生まれるのです。


デザイナー長野 剛識の肖像:経歴、哲学、そして創造の源泉

デザイナー長野 剛識のポートレートまたは作品イメージ

デザイナーである長野 剛識(ながの たかのり)は大分県出身。
幼少期からガンダムのプラモデルを組み立てることで培ったものづくりへの探究心が、今の独創的なアプローチの原点と言えます。
東京モード学園卒業後、株式会社ワールドなど国内大手アパレル企業を経て、2013年にSEVESKIG(セヴシグ)を立ち上げました。
ブランド名は家業「七王建築設計事務所」の“Seven Seas Kings”から着想を得たものですが、「自分ならではの世界観を革や布に落とし込む」という強い意志も込められています。

長野氏はアニメやサブカルチャー、バイクといった一見ファッションとは距離があるようにも見える領域を積極的に取り込むことで、かつてないユニークな作品を生み出してきました。
ただし、それは決して“奇をてらった”ものではなく、あくまで日本の伝統的な技術や本物のクラフトマンシップを根底に持ちながら、現代的なカルチャーと融合させているのが特徴です。
クリエイティブの根底には「実際に手に取って、着てみたときに得られる感動を大切にする」という哲学があり、これこそがSEVESKIGのものづくりを支える大きな軸となっています。

ブランド誕生の物語:SEVESKIGが歩んできた道と進化

SEVESKIGの歴史や初期の作品を象徴するイメージ

SEVESKIGは2017年よりパリでの展示会をスタートし、これまでにアニメ業界、アート業界、バイク業界など多彩な分野とコラボレーションを展開してきました。
2018年A/Wには「東京新人デザイナーファッション大賞」を受賞し、ブランドとしての評価を高めるきっかけとなります。
デザイナー長野氏自身が熱中してきたカルチャーをシンプルなファッションアイテムに落とし込む手腕は高く評価されており、コレクションごとに着実にファンを増やしています。

バイクブランドKAWASAKIとのコラボに始まり、人気アニメ『機動戦士ガンダム ククルスドアンの島』、今敏監督作品『妄想代理人』とのコラボレーションなど、その活動の幅は年々拡大。
2025-26AWシーズンには、江口寿史氏が手がけたアニメ映画『老人Z』とのコラボを発表するなど、常に新たな挑戦を続けている点にも注目です。
こうしたカルチャーベースの取り組みだけでなく、ファッションアイテムとしてのクオリティにもこだわり抜いているからこそ、支持を集めるブランドへと進化しているのです。

SEVESKIG(セヴシグ)が描き出す世界観:コンセプトとシグネチャー

SEVESKIG(セヴシグ)の世界観やコンセプトを表現するイメージ

SEVESKIGが掲げる中心的なテーマは「本物の素材を使ったサステナブルなものづくり」と「サブカルチャーやポップカルチャーへの敬意」。
レザーアイテムを中心に展開しつつも、単純に高級素材を使うだけでなく、国産のジビエレザーを活用したり、リメイク技術を重視したりと、エシカルかつサステナブルな面にも配慮しています。
モード寄りのブランドとはひと味違う、遊び心やストーリー性が際立つデザインが魅力です。

さらに、デザイナー長野氏の原体験であるガンプラ制作が、素材の選定やパーツ同士の組み合わせといった工程に色濃く影響しています。
結果として、ファスナーやボタン、パッチワークなどに独特のアレンジが施され、どこか“プラモデル”的な完成度の高さや驚きを感じさせる仕上がりになっています。
こうした独自性の高い世界観が「SEVESKIG とは何か?」という問いに対する一つの答えでもあり、ブランドの大きな魅力と言えます。

【バイヤー体験談】展示会で見たSEVESKIGのリアル

先日訪れた展示会では、SEVESKIGのバイクカルチャーやアニメとのコラボ作品がずらりと並び、ブランドの世界観を体感できる特別な空間が広がっていました。
最初は緊張していたバイヤーたちも、その情熱的な説明に次第に引き込まれていく様子が印象的でした。
実際にアイテムを手に取ると、一般的なレザーとの違いや、コラボ限定のプリント部分など、細部にわたるこだわりを実感できます。
写真越しでは伝わりづらい質感やステッチワークに触れたことで、「このブランドならではの面白さを、お客様にも直接感じてもらいたい」と強く思わされました。

デザイナー長野 剛識氏と直接話を重ねる中で感じたのは、ブランドに対する飽くなき探究心と、ユーザーに感動を届けたいという想いの強さ。
「ガンダムからインスパイアを受けた」というストーリーも単なるキャッチーさにとどまらず、「モノづくりの原点」を貫くブランド姿勢にもつながっているのが印象的でした。
まさに、当店の世界観に新たな角度で彩りを与えてくれる存在。それがSEVESKIGだと言えます。

2025-26AW SEVESKIGコレクション「無常」:テーマを紐解く

2025-26AW SEVESKIGのシーズンテーマを象徴するイメージ

2025-26AWコレクションでは、日本の独自の美意識、とりわけ「無常」を取り入れているのが特徴です。
すべてが移ろいゆく自然の摂理を受け入れる姿勢を反映。ガンプラに熱中した経験から得た“組み立てる楽しさ”を、伝統的な日本文化の「儚さ」「移ろい」へと結びつけ、服のデザインとして落とし込むという、いかにもSEVESKIGらしいアプローチを展開。
風雨によって錆びた金属や苔むした石畳など、経年変化の美しさをあえて強調することで、人が歳月を重ねる中で深みや個性を増していく様子をファッションに投影しています。
日本人の美意識をワビサビや粋の要素として取り入れ、現代のファッションに昇華しています。

例えば、京都伊根で制作された焼箔を使ったライダースジャケットでは、レザーの上に銀箔を張り、硫黄で焼く工程を通して独特の風合いを表現。
これはまさに「移ろいゆく素材の表情」を楽しむというコンセプトの体現であり、見る角度や光の当たり方で絶妙に表情を変える一品となっています。
ガンダムが“パーツの組み立て”で完成するように、SEVESKIGの服もまた、時や状況を経て味わいを増す“組み立て”の過程を楽しめる作りになっているのです。

コレクションの特徴:注目すべきシルエット、素材、カラーパレット

2025-26AW SEVESKIGコレクションの特徴的なディテールや素材

全体的なシルエットは、アウターやトップスでは重ね着を意識したゆったりめのパターンを採用。
これは、多様化するライフスタイルや個性を尊重し、「自由な着こなし」を楽しんでもらうための設計です。

素材面では、先述の焼箔レザーのほか、半手織りによるウールツイードや、針穴でグラフィックを表現したスーベニアジャケットなど、多彩なテクニックが目を引きます。
カラーパレットはシルバーやブラックを基調としながらも、部分的に深いレッドやブルーを効かせることで、アニメ的なポップ感やハイテク感を漂わせているのも魅力。
伝統工芸の要素とサブカル要素が見事に融合し、“SEVESKIGらしさ”をさらに強固にしている印象です。

来季コレクションの見どころと注目トレンド

今季のSEVESKIGコレクションは「伝統×サブカル×モード」が絶妙に混ざり合った仕上がり。
特に、江口寿史氏のアニメ映画『老人Z』とのコラボレーションアイテムは要注目で、そのビジュアルだけでなく、ファンアートとしての価値も高い一着になっています。
さらに、「SUBU」とのコラボレーションによる冬用サンダルは、履き心地や保温性だけでなく、ユーモアあるデザインが特徴。
機能性と遊び心を兼ね備えたアイテムとして幅広い層に受け入れられるのではないでしょうか。

今回のコレクションは、素材自体が持つ経年変化やダメージ加工を積極的に取り入れたものが多く、「今の状態が完成形ではなく、着続ける中で変化を楽しむ」というコンセプトを全面に打ち出している印象です。
ファッションの一部としてはもちろん、作品としての魅力が高く、SEVESKIGをまだ知らない人にも大いに訴求力があるはず。
秋冬シーズンに向けて本気で“自分だけの一着”を探している方にこそおすすめしたい内容です。

注目アイテム紹介:2025-26AW 厳選ピックアップ

SEVESKIG(セヴシグ)の価格帯とサイズ展開

セヴシグのアイテムはレザーをはじめとする高品質な素材を用いているため、ジャケットであれば概ね10万円台後半〜50万円前後まで、パンツやトップスでも3万円台〜10万円ほどと、幅広いレンジが特徴です。
サイズ展開については、M・L・XLが中心です。


キーアイテム1:焼箔ライダースジャケット - 日本伝統の技法が交差するまさに象徴的な一着

SEVESKIG 2025-26AW キーアイテム1 焼箔ライダースジャケット

品番: LT-SV-NGA-1004 / 価格: $‌3,630.00 / 入荷予定サイズ: L / 入荷予定カラー: SILVER

京都伊根で制作された焼箔を用いたライダースジャケットは、SEVESKIGならではの独創性と、日本伝統の技法が交差するまさに象徴的な一着。
本銀箔をレザーに張り込み、硫黄で焼くという特殊工程により、見る角度や光の加減で異なる表情を見せてくれます。
華やかさと無骨さが同居する不思議な存在感は、ファッション好きなら一度は手に取ってみる価値のあるアイテムです。

キーアイテム2:冬用サンダル - SUBU×AVNIER×SEVESKIG

SEVESKIG 2025-26AW キーアイテム2 冬用サンダル

品番: AC-SV-NGA-1019 / 価格: $‌95.00 / 入荷予定サイズ: 404244 / 入荷予定カラー: Black

パリを拠点とするブランド 「AVNIER」と「SUBU」とのトリプルコラボレーションによる冬用サンダルはプレミアムな一足。
防寒性と軽量性を両立しているため、真冬でも気軽に履ける実用性も持ち合わせています。
足元からサブカル感を取り入れることで、スタイリングに遊び心を加えられるのがポイント。
SEVESKIG(セヴシグ)らしいエッジの効いたデザインが光る、実用性とデザイン性のバランスが絶妙なアイテムです。

キーアイテム3:江口寿史コラボTシャツ - アニメとファッションの融合

SEVESKIG 2025-26AW キーアイテム3 Tシャツ

SEVESKIG 2025-26AW キーアイテム3 Tシャツ

品番: CT-SV-NGA-1004 / 価格: $‌189.00 / 入荷予定サイズ: M,L,XL / 入荷予定カラー: WHITE / BLACK

2025-26AWコレクションでも注目度の高いコラボレーションが、江口寿史氏とのTシャツシリーズ。
キャラクターデザインを大胆にプリントしつつ、SEVESKIG独自のステッチワークや素材感でアップデート。
アニメの世界観を着られるアートピースとして楽しめるだけでなく、普段のコーディネートにも落とし込みやすいのが嬉しいポイントです。
ファンアイテムとしても、ファッションアイテムとしても完成度の高い一枚と言えます。

その他の入荷予定アイテム

アウター:ヴィンテージ感漂うレイヤーデニムジャケット

トップス:個性的なパッチワークデザインのスウェットシリーズ

パンツ:立体裁断で動きやすさとシルエットを両立したカーゴパンツ

アクセサリー:レザーブレスレットやキャップなど、コラボ限定ロゴ入りアイテム

入荷時期と取扱店舗のご案内

2025-26AWコレクションの入荷は7月から9月にかけて複数回に分けて行います。
オンラインストアだけでなく、大阪と京都の実店舗でもご覧いただける予定ですので、「実際に手に取ってサイズを確かめたい」という方はぜひ店舗に足を運んでみてください。
やはり実物でしかわからないこともあるため、店舗で直接確認するメリットは大きいはず。
また、遠方の方や忙しくて店舗に行けない方は、通販サイトをご利用いただくことで、最新コレクションを手軽にチェックしていただけます。

今後のブランド展開

SEVESKIG(セヴシグ)は今後もアニメやアート、バイクカルチャーだけに留まらず、さらなる異業種コラボを計画中とのこと。
毎シーズン、新鮮な驚きを提供し続ける姿勢は、ファッション好きのみならずカルチャー全般に興味がある方にとって見逃せない存在となるでしょう。
当店としても、次シーズン以降も継続的にラインナップを拡充していく予定ですので、今後の新展開にもぜひご期待ください。

2025-26AW SEVESKIG コレクションルック

公式ルックから読み解くブランドの世界観

SEVESKIG 2025-26AW 公式ルック1

公式ルック1では、焼箔レザーライダースを主役にしたコーディネートが披露されています。
ライダース特有のハードさに、箔が剥がれ落ちるような独特の質感が加わることで、見る者に強いインパクトを与える仕上がり。
ボトムスは敢えてダメージデニムを合わせ、ラフな要素とのコントラストでSEVESKIGらしい“捻くれた美学”を演出しています。

SEVESKIG 2025-26AW 公式ルック2

公式ルック2では、サンダルの履きこなしに注目。
冬用サンダルという一見アンバランスなアイテムを、あえて重厚感のあるアウターと組み合わせているのが新鮮です。
アニメのキャラクターデザインをあしらったトップスがさりげなく顔を出し、遊び心を押し出す構成になっています。

SEVESKIG 2025-26AW 公式ルック3

公式ルック3は、チェック柄のロングスカーフフーディに注目。
素材感を活かしながらも、大胆なチェック柄が目を引く、SEVESKIG(セヴシグ)を象徴するスタイリングと言えます。

SEVESKIG 2025-26AW 公式ルック4

公式ルック4では、江口寿史氏によるイラストを配したアイテムがメイン。
キャラクターが描かれ、ちらりと見せる遊び心が可愛い仕上がりです。


・その他のルックはこちら SEVESKIG 2025-26AW 公式ルック4 SEVESKIG 2025-26AW 公式ルック4 SEVESKIG 2025-26AW 公式ルック4 SEVESKIG 2025-26AW 公式ルック4 SEVESKIG 2025-26AW 公式ルック4 SEVESKIG 2025-26AW 公式ルック4 SEVESKIG 2025-26AW 公式ルック4 SEVESKIG 2025-26AW 公式ルック4 SEVESKIG 2025-26AW 公式ルック4

店舗とオンラインストアでの購入

当店のオンラインストアでは通販ページを25-26AWシーズン入荷と同時に公開する予定です。
アイテムごとのサイズ表や詳細画像はもちろん、デザイナーのコメントや素材に関する説明など、充実した情報を掲載しますので、遠方の方や時間がない方でも安心して購入検討をしていただけます。


もしサイズ感やコーディネートで不安がある場合は、オンラインチャットやメールフォームから気軽にお問い合わせが可能です。
当店のスタッフはSEVESKIG(セヴシグ)の入荷状況や特徴を熟知していますので、一人ひとりのお客様の好みや体格に合ったアイテムを提案させていただきます。
返品交換ポリシーも明確にしているため、初めての方でも安心してショッピングをお楽しみいただけます。

大阪・京都の実店舗で展開

セヴシグのアイテムは、実際に手に取ってみることで初めて伝わる良さが数多く存在します。
箔加工の光沢感やレザーの香り、ステッチの細やかさなど、画面越しでは分からないディテールを体感するには店舗へお越しいただくのがいちばんです。
大阪店と京都店では、より深いショッピング体験をご提供します。

2025-26AW、SEVESKIGがもたらす新たな風

SEVESKIGの今後の展開を期待させるイメージ

SEVESKIG(セヴシグ)の核心的魅力 - 再確認

レザーやサステナブルな素材へのこだわり、日本古来の技術とサブカル的モチーフの融合、そして「着ることで感動を与えたい」という信念――これらすべてがSEVESKIG(セヴシグ)を唯一無二の存在にしています。
その結果、強烈なインパクトとファッションの枠を超えたカルチャー的な魅力を放っているのです。

入荷をお楽しみに!

サブカルチャーの要素や伝統工芸を掛け合わせながらも、本質的なものづくりの姿勢を貫くその姿は、発売前から話題に上ることも多く、入荷後はさらに大きな盛り上がりが期待されます。
新たな自分スタイルを切り拓く一着として、SEVESKIGを迎え入れてみてはいかがでしょうか。

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