Yohji Yamamoto(ヨウジヤマモト)とNEIGHBORHOOD(ネイバーフッド)が再びタッグを組み、待望の2026年春夏コレクションを発表しました。今回のテーマは「アンチテーゼ」。
ミリタリーやストリートのエッセンスを巧みに融合させ、従来の常識を覆すデザインを打ち出しています。
本記事では、この最新シーズンの全貌と当店に入荷した厳選9型の詳細に加え、本コラボレーションの人気の背景やこれまでの軌跡についてもご紹介します。なお、今回入荷したアイテムはオンラインサイトでの販売を行わないため、ぜひ実際に店頭でそのクオリティを手に取ってご覧ください。
2026年春夏「ヨウジ ヤマモト ネイバーフッド」コラボの魅力
コレクション概要
2026年春夏のコラボレーションは、 プレミアムホースハイドを使用したレザージャケット、 A-1デッキジャケットMOD、 ウィンドブレーカー、 スウェットシャツ、 Tシャツ3型、 サベージデニムパンツ、 そしてタックワークパンツの計9アイテムを展開しています。 厳選された型数の中で、ヨウジヤマモトの「黒」と「ボリューム」に対し、 ネイバーフッドの「グラフィック」や「実用的なハードウェア」が介入する構造となっています。
コレクション全体を通して、 ヨウジヤマモトの優雅で退廃的なシルエットと、 ネイバーフッドのミリタリースペックや「サベージ(Savage)」加工が融合。 既存のジャンルには分類不可能な「現代の鎧」とも呼べる、 力強いラインナップとなりました。
キービジュアル:ザ・キッド・ラロイ & サンディ・キム
2026年春夏コラボレーションのキービジュアルには、 Z世代を代表する世界的アーティスト、 ザ・キッド・ラロイが登場。 ロサンゼルスを拠点とする写真家、 サンディ・キム氏が撮影を担当し、 ストリートの日常とモードの非日常が交錯する世界観を視覚的に表現しています。
- ザ・キッド・ラロイ
2003年生まれ、オーストラリア出身のラッパー兼シンガーソングライター。 前回のイアン・ブラウンからバトンを受け継ぎ、 ヨウジヤマモトの反骨精神とネイバーフッドのストリートの出自を、 現代のユースカルチャーとして体現するアイコン。 - サンディ・キム
ライアン・マッギンレーらの系譜に連なる、日常を切り取る「ダイアリースタイル」が特徴の写真家。 LAの空気感を漂わせつつ、ドキュメンタリーに近い生々しい質感で、 今回のコレクションテーマにあるリアリティを強調。
ロサンゼルスを舞台に、ネイバーフッドが影響を受けた西海岸カルチャーの空気感と、サンディ・キム特有の生々しい質感が融合しています。 ヨウジヤマモトの服が持つ「非日常性」を、あえてLAの「日常」の中に強引に定着させることで、ファッションフォトというよりもドキュメンタリーに近いリアリティを創出。 現代のユースカルチャーを象徴するラロイの存在感も相まって、既存の枠に収まらない両ブランドの「反骨精神」が鮮烈に表現されています。
また、モノクロで撮影されたイメージも含まれており、 クラシカルかつエッジの効いた雰囲気が両ブランドの持つ「反体制精神」を余すことなく表現。 音楽とファッションの融合が際立ったビジュアルは、 Yohji Yamamotoのアヴァンギャルド性とNEIGHBORHOODのストリート魂が一体となり、 コラボレーションの核心的テーマを体現しています。
テーマの核心:静寂と騒乱の「アンチテーゼ」
今回のコレクションでは、テーマの核心に「アンチテーゼ(Antithesis)」を掲げることで、 ヨウジヤマモトの「構築服への反抗(布の流動性)」と、 ネイバーフッドの「メインストリームへの反抗(機能美・荒々しさ)」という二つの異なるベクトルが衝突し、 融合。「静寂と騒乱」が同居する独自の世界観を完成させています。
特筆すべきは、米海軍のデッキジャケットと中東の伝統的な頭巾「シュマグ」の融合です。 プリントではなくジャカード織りで表現されたシュマグ柄は、 国境や時代を超越した「無国籍な戦闘服」というイメージを創出。 また、ファストファッションへのアンチテーゼとも言える、 時間をかけて身体に馴染ませるホースハイドの採用も、 両ブランドが共有する「経年変化の美学」と「タフネス」の結晶です。 都市生活者のための防護服として再定義されたアイテム群は、 機能的かつモードなファッションとして幅広い層の心を掴むことが期待されます。
2026SS コレクション:各アイテム詳細解説
ここからは、2026年春夏コレクションのアイテムを詳細に解説します。
スウェット、ロングスリーブ、Tシャツを含む4型のアイテム画像は、後日掲載いたします。ご了承下さい。
2HK-Y93-706 / leather jacket
【基本情報】
ブランド名:Yohji Yamamoto × NEIGHBORHOOD
商品名:leather jacket
品番:2HK-Y93-706
価格:税込 ¥253,000
展開カラー:ブラック
素材:ホースレザー
サイズ展開:3(M) / 4(L) / 5(XL)
【バイヤー レビュー】
「ホースレザーらしいハリと重量感がありつつ、リブ使いのおかげで肩まわりの収まりが良く、A-2タイプでも野暮ったさを感じにくいバランスです。
胸と背中のロゴプリントがしっかり主張してくれるので、ヨウジのオールブラックスタイリングにストリートのムードを足したいときにちょうどいい一着。
ニットやスウェットの上から羽織ってもストレスが少ない印象でした。」
【ポイント】
・上質なホースレザー使用のA-2タイプレザージャケット。
・左胸&背面のロゴプリントでYohji × NEIGHBORHOODらしい存在感。
・リブ仕様+程よい丈感で、デイリーに着やすい実用性も確保。
HK-Y92-059 / a-1deck jacket mod
【基本情報】
ブランド名:Yohji Yamamoto × NEIGHBORHOOD
商品名:a-1deck jacket mod
品番:HK-Y92-059
価格:税込 ¥165,000
展開カラー:ブラック
素材:コットン 100%
サイズ展開:2(S) / 3(M) / 4(L) / 5(XL)
【バイヤー レビュー】
「肉厚なコードピケに、左袖下のシェマグジャカードを切り替えたデザインがかなり効いていて、ミリタリーとストリートがきれいに混ざった印象です。
前立てはラチェットフック+ジップの二重構造で、見た目のインパクトだけでなく防風性も期待できる仕様。
中にスウェットやニットを仕込んでもゴワつきにくく、真冬手前までしっかり使えるジャケットだと感じました。」
【ポイント】
・コードピケ×シェマグジャカードの切り替えが象徴的なA-1型デッキジャケット。
・ラチェットフック+ジップ+リブ使いで高い防風性と無骨な表情を両立。
・胸のブランドタグ&リフレクターパッチ、背面グラフィックなど細部までコラボらしいディテール。
HK-Y91-600 / windbreaker jacket
【基本情報】
ブランド名:Yohji Yamamoto × NEIGHBORHOOD
商品名:windbreaker jacket
品番:HK-Y91-600
価格:税込 ¥57,200
展開カラー:ブラック
素材:ナイロン 100%
サイズ展開:2(S) / 3(M) / 4(L) / 5(XL)
【バイヤー レビュー】
「ナイロンタフタにオイルドのような鈍い光沢を持たせた生地感で、スポーティというより“テックモード”の雰囲気が出るウインドブレーカーです。
身頃はダブルフェイスジャージー、袖は制電ポリタフタのライニングで、インナーとの滑りも良くライトアウターとしてかなり実用的。
フロントのグラフィックとオリジナルスナップ&ジッパープルが効いていて、薄手ながらしっかり主役になる一枚だと感じました。」
【ポイント】
・鈍い光沢を持たせたナイロンタフタを使用したウインドブレーカージャケット。
・身頃ダブルフェイスジャージー×袖制電ポリタフタのライニングで、快適さと機能性を両立。
・ロゴ&グラフィックプリント、オリジナルスナップ/ジッパープルなど細部まで作り込み。
HK-P94-065 / savage denim dp basic pants
【基本情報】
ブランド名:Yohji Yamamoto × NEIGHBORHOOD
商品名:savage denim dp basic pants
品番:HK-P94-065
価格:税込 ¥104,500
展開カラー:ブラック
素材:コットン 100%
サイズ展開:2(S) / 3(M) / 4(L) / 5(XL)
【バイヤー レビュー】
「12ozセルヴィッジデニムをベースにしたサベージデニムで、色落ち・引き裂き・汚し・リメイクなどを組み合わせたかなり手の込んだ一本です。
太腿のフラワーモチーフ刺繍やグラフィック、背面のシェマグジャカード切り替えが効いていて、後ろ姿まで抜かりない仕上がり。
ワタリとヒップ、裾にゆとりを持たせたベーシックシルエットなので、ヨウジのボリュームあるトップスとも相性が良く、スタイリングの“要”にできるパンツだと感じました。」
【ポイント】
・12ozオリジナルセルヴィッジデニム×ネイバーフッドのサベージ加工を施したデニムパンツ。
・シェマグジャカードやブランドタグを当て布にしたリメイク、ハードウォッシュやダメージでリアルなエイジングを表現。
・ワタリにゆとりを持たせつつ裾にかけて緩やかにテーパードしたベーシックシルエットで、トップスを選ばない一本。
HK-P95-901 / tuck work pants
【基本情報】
ブランド名:Yohji Yamamoto × NEIGHBORHOOD
商品名:tuck work pants
品番:HK-P95-901
価格:税込 ¥39,600
展開カラー:ブラック
素材:ポリエステル 65%,コットン 35%
サイズ展開:2(S) / 3(M) / 4(L) / 5(XL)
【バイヤー レビュー】
「ポリエステル/コットンのT/Cツイルを使ったタック入りのワークパンツで、ほどよくコシがありつつ、日常使いしやすい素材感です。
右後ろ脚に入るグラフィックプリントが後ろ姿のアクセントになり、トップスをシンプルにしてもどこかストリートの空気が残るデザイン。
ウエストループのDカンやオリジナルボタン/ジッパープルなど、実用ディテールもきちんと盛り込まれていて、デイリーウェアとして頼れる一本だと感じました。」
【ポイント】
・T/Cツイルを用いたタック入りワークパンツ。
・右後ろ脚のグラフィックプリントがさりげないコラボサインに。
・Dリング付きウエストループ、オリジナルボタン/ジッパープル、バックウエストタグ&サイドフラッグラベルなど細部まで抜かりない仕様。
HK-T99-999 / sweat shirt
【基本情報】
ブランド名:Yohji Yamamoto × NEIGHBORHOOD
商品名:sweat shirt
品番:HK-T99-999
価格:税込 ¥36,300
展開カラー:ブラック・グレー
素材:コットン 100%
サイズ展開:2(S) / 3(M) / 4(L) / 5(XL)
【バイヤー レビュー】
「ミドルウェイトのコットン裏毛で、Tシャツ以上スウェット未満というよりは、しっかり“スウェットらしい厚み”を持ったクルーネックです。
フロントのロゴプリントは主張しすぎず、ジャケットのインナーに差し込んでもうるさく見えないバランス。
左裾タグとサイドシームのフラッグラベルがさりげなく効いていて、シンプルながらコラボらしいキャラクターを感じます。」
【ポイント】
・程よい厚みのコットン裏毛を使ったクルーネックスウェット。
・フロントロゴ+裾タグ+サイドフラッグラベルで、シンプルな中にブランド感をプラス。
・ワンウォッシュ仕上げで、購入直後からこなれた風合いで着られる一枚。
HK-T98-998 / long sleeve T-shirt
【基本情報】
ブランド名:Yohji Yamamoto × NEIGHBORHOOD
商品名:long sleeve T-shirt
品番:HK-T98-998
価格:税込 ¥22,000
展開カラー:ブラック・グレー
素材:コットン 100%
サイズ展開:2(S) / 3(M) / 4(L) / 5(XL) / 6(XXL)
【バイヤー レビュー】
「オリジナルのコットン天竺ボディを使ったロングスリーブTで、1枚でもインナーでも使いやすいスタンダードな肉感です。
フロントのロゴ&グラフィックがしっかり見えるので、レザージャケットやブルゾンの中に入れてもコラボ感が程よく主張してくれます。
ワンウォッシュ済みなので、最初から生地がなじんでおり、洗濯後の縮みも過度に気にせず使えそうです。」
【ポイント】
・オリジナルコットン天竺ボディを使用したロングスリーブTシャツ。
・ロゴ&グラフィックプリント+裾のブランドタグで、単体でも絵になるデザイン。
・ワンウォッシュ仕上げでデイリーに扱いやすい一枚。
HK-T96-996 / short sleeve T-shirt-1
【基本情報】
ブランド名:Yohji Yamamoto × NEIGHBORHOOD
商品名:short sleeve T-shirt-1
品番:HK-T96-996
価格:税込 ¥19,800
展開カラー:ブラック・ホワイト
素材:コットン 100%
サイズ展開:2(S) / 3(M) / 4(L) / 5(XL) / 6(XXL)
【バイヤー レビュー】
「オリジナルのコットン天竺ボディに、ロゴとグラフィックを大胆に載せたショートスリーブTです。
黒のジャケットやシャツのインナーに入れるとグラフィックがしっかり浮き上がってくれます。
生地感はヨウジ、ネイバーフッド双方のファンがイメージする“定番Tシャツ”寄りで、シーズン問わず使いやすい印象でした。」
【ポイント】
・天竺ボディを採用したショートスリーブTシャツ。
・ロゴ&グラフィックプリント+裾ブランドタグでコラボの世界観をストレートに表現。
・比較的オールシーズン着用いただけるアイテム。
HK-T97-997 / short sleeve T-shirt-2
【基本情報】
ブランド名:Yohji Yamamoto × NEIGHBORHOOD
商品名:short sleeve T-shirt-2
品番:HK-T96-997
価格:税込 ¥19,800
展開カラー:ブラック・ホワイト
素材:コットン 100%
サイズ展開:2(S) / 3(M) / 4(L) / 5(XL) / 6(XXL)
【バイヤー レビュー】
「TEE SS-1に比べて、フロントロゴのみのミニマルなグラフィックが特徴のショートスリーブTです。
単体で着ても、インナーとしてさりげなくコラボ感を出しても使いやすいデザイン。
主張は控えめですが、裾のブランドタグやワンウォッシュ仕上げなど、細かい部分でしっかり“ネイバーフッド仕様”を感じます。」
【ポイント】
・天竺ボディを採用したショートスリーブTシャツ。
・ロゴ&グラフィックプリント+裾ブランドタグでコラボの世界観をストレートに表現。
・比較的オールシーズン着用いただけるアイテム。
ヨウジヤマモト x ネイバーフッド:コラボレーションが生み出す新たな価値
山本耀司とYohji Yamamotoの歴史
1984年にブランドが設立されたYohji Yamamoto(ヨウジヤマモト)は、 そのアヴァンギャルドなアプローチによって、当時のファッションシーンに衝撃を与えました。 構築的なシルエット、黒を基調とした色彩、 そして伝統的なメンズウェアの固定観念に挑む姿勢は、 ヨウジヤマモト プールオム(Yohji Yamamoto POUR HOMME)の特徴として広く知られています。
デザイナー山本耀司のデザイン哲学の根底には、流行に左右されない普遍的な服作りと、 着る人の個性を引き出すことへの強いこだわりがあります。 この姿勢は「アンチ・ファッション」とも呼ばれ、一見するとトレンドに背を向けているように見えるものの、 その一貫した独自の美学は時代を超えて高い評価を得ています。
山本耀司は日本の伝統的な美意識にも影響を受け、 ジェンダーの境界への問いかけなどを繰り返し探求してきました。 また、「黒」を基調にした作品や脱構築(デコンストラクション)の手法への強いこだわりは、 色彩豊かな西洋紳士服への反骨精神を表すものとしても語られます。 黒は往々にして反逆や非同調の象徴と結びつけられ、脱構築は既存の形式や構造を解体する行為を意味します。 これらはブランドが時折見せる反体制的なテーマとも共鳴し、 コラボレーション企画の根底にも流れています。
数十年にわたり揺るがないこのデザインアプローチは、 山本耀司をファッション界における極めて影響力のある存在へ押し上げました。 確固たる芸術的ビジョンと時代を超えた独自スタイルを提示し続ける彼の姿勢は、 世界中のファンや評論家から高い評価を得ています。
滝沢伸介とNEIGHBORHOODの歩み
1994年に滝沢伸介が設立したNEIGHBORHOOD(ネイバーフッド)は、 日本のストリートウェアシーンを代表するブランドの一つです。 創業当初からモーターサイクルカルチャーや反骨精神に深く根差しており、 そのカルチャーやサブカルチャーへの豊かな理解を背景に、 高品質なものづくりとディテールへのこだわりを追求してきました。 伝統と現代カルチャー、モードとストリートの交差点に注目するという姿勢を貫き、 独自のスタイルを確立しています。
NEIGHBORHOODが培ってきたサブカルチャーやロックミュージックへの深い関わりは、 反抗的なカウンターカルチャーを主軸とするブランドアイデンティティを生み出し、 ストリートウェアや若者文化に絶大な影響を与えてきました。 モーターサイクルカルチャーとロックミュージックに対する強いリスペクトは、 ハイファッションのルールにとらわれない「反骨精神」とも結びついています。
一方で、NEIGHBORHOODの「高品質とこだわり」は、 耐久性のある本質的な価値を追求することを意味します。 これはシルエットやデザイン哲学を重視する山本耀司のアプローチとは一見対照的ですが、 両者がコラボレーションすることでコンセプチュアルなデザインと卓越したクラフトマンシップが融合し、 興味深い化学反応を起こしています。
モーターサイクルカルチャーを軸にしたNEIGHBORHOODの世界観と、 ハイファッションの枠組みに挑み続ける山本耀司の「アンチ・ファッション」精神は、 同じ「反抗」というテーマを共有しています。 この共通の基盤が、コラボレーションをごく自然な流れとして成立させているのです。
過去のコラボレーションを振り返る:歴史と名作
ヨウジヤマモトとネイバーフッドのコラボレーションは、ヨウジヤマモトとネイバーフッドのコラボレーションは、2022年12月から始まり、これまでに3つのコレクションが発表されています。
コレクションが発表されるたびに大きな反響を呼んできました。
2023年春夏コレクション:
23SS(2023年春夏)のコラボレーションでは、 MA-1タイプのフライトジャケットが大きな注目を集めました。 左袖の内側を異素材で切り替えたり、背面には刺繍とグラフィックプリントを組み合わせて 両ブランドのロゴを異なる技法で表現するなど、多彩なディテールが盛り込まれています。
また、フロントやバック、袖にブランドロゴやスカルモチーフのグラフィックを配した コットンジャージーTシャツや コットン裏毛フーディーも展開され、 NEIGHBORHOODの象徴的モチーフ(スカルやリーパー)と 山本耀司の持つモードの要素が融合し、独特の世界観を醸し出しました。
さらに、Yohji Yamamoto POUR HOMME×NEIGHBORHOOD×KUUMBA INTERNATIONALによる トリプルネームのインセンスチャンバーやインセンススティックもリリース。 ファッションアイテムだけでなくライフスタイルにまで及ぶコラボの広がりが、 多くのファンを魅了しました。
キービジュアルでは写真家のマーク・レボンが撮影し、 モデルには70~80年代のパンク/レゲエシーンに深く関わったドン・レッツを起用。 反骨精神やサブカルチャーとの親和性が強い本コラボを象徴する、 歴史と文化的背景のあるキャスティングが話題となりました。
実は、Don Lettsは、ヨウジヤマモトが1980年代にロンドンでショーを行った際に、モデルとして参加した経験があります。今回の起用は、両者の長年にわたる関係性を象徴するものでした。
2024年春夏コレクション:
24SS(2024年春夏)では、リサイクルナイロンツイルを用いた MA-1ジャケットや、背面に大きなネームタグや刺繍ロゴを配した バルカラーコートなどが登場。 プルオーバーフーディーや複数のTシャツ類も充実し、 3Dプリントやラバープリントによるグラフィック表現が際立ちました。
SAVAGEデニムパンツでは、NEIGHBORHOODらしいダメージ加工や汚し、リメイク表現が光り、 ヨウジヤマモト特有のフラワーモチーフ刺繍やプリントを融合することで、 “ストリート×モード”の魅力をさらに拡張。 また、リーパー(死神)モチーフを象ったインセンスチャンバーなど、 ライフスタイルアイテムにもコラボのこだわりが詰まっていました。
キービジュアルには、海外ドラマ『ウォーキング・デッド』で知られる俳優 ノーマン・リーダスを起用し、パリで撮影されたビジュアルが公開。 リーダスのタフなイメージと日本文化への深い興味が、 山本耀司のモード感とNEIGHBORHOODのストリート感にぴったり合致。 個性的な切り替えデザインのMA-1やTシャツ、サベージデニムなどを 反骨精神あふれる雰囲気で着こなしたビジュアルが大きな話題となりました。
このように、過去のコラボレーションは常に“モードとストリート”という対比を軸にしながら、 シーズンごとに進化するディテールやコンセプトを提示。 毎回即完売の人気を誇り、国内外のファッションフリークを熱狂させ続けています。
2025年春夏「ヨウジ ヤマモト ネイバーフッド」コラボの魅力
コレクション概要
2025年春夏のコラボレーションは、 MA-1フライトジャケット、 リバーシブル仕様の5WAYフィールドパーカ(瓢箪キルトライナー付き)、 ネイバーフッドのシグネチャーであるSAVAGEデニムパンツ、 そしてクルーネックスウェットシャツ、 Tシャツ3型の計7アイテムを展開しています。 アイテム数を絞り込むことで、両ブランドの個性が際立ち、 洗練された印象を与えるコレクションとなりました。
コレクション全体を通して、 ミリタリー・ワークウェアをベースに、巧みな切り替えデザインや異素材の組み合わせを多用し、 高度な加工技術(ダメージ、刺繍、プリント)を随所に落とし込んでいます。 両ブランドのロゴやフラワーモチーフがアクセントとなり、 両者のアイデンティティが融合した力強いラインナップとなりました。
キービジュアル:イアン・ブラウン & ケヴィン・カミンズ
2025年春夏コラボレーションのキービジュアルには、 イギリスの伝説的ロックバンド「ザ・ストーン・ローゼズ」のフロントマン、 イアン・ブラウンが登場。 マンチェスターを拠点とする著名な音楽写真家、 ケヴィン・カミンズ氏が撮影を担当し、 音楽とファッションが深く交錯する世界観を視覚的に表現しています。
- イアン・ブラウン
現在61歳にして、長髪のシャギーヘアを後ろに流す独特のスタイル。
親交のあるネイバーフッドのクリエイティブディレクター・滝沢伸介氏の影響もあり、 今回のコラボアイテムを着こなす姿が印象的。
イギリスのロック音楽シーンを象徴する存在であり、 マンチェスターのカルチャーを体現するアイコン。 - ケヴィン・カミンズ
マンチェスターの音楽シーンを長年撮り続けてきた写真家で、 伝説的なアーティストやバンドの姿を捉えてきた経歴を持つ。
モノクロ写真の中に鋭いエッジを感じさせる作風で、 今回のコレクションテーマにも通じるロック的な反骨精神を強調。
イアン・ブラウンが大胆なブランドロゴやグラフィックが目立つフーディー、 Tシャツ、スウェットシャツ、そしてダメージ加工のデニムやボンバージャケットなどを着用しています。 とりわけ、フィールドパーカの下にライナージャケットを逆レイヤーで重ね着するスタイルは マンチェスターのサブカルチャー的な着こなしを象徴し、 コレクションの機能性とデザイン性を際立たせる着こなしとして注目されました。
また、モノクロで撮影されたイメージも含まれており、 クラシカルかつエッジの効いた雰囲気が両ブランドの持つ「反体制精神」を余すことなく表現。 音楽とファッションの融合が際立ったビジュアルは、 Yohji Yamamotoのアヴァンギャルド性とNEIGHBORHOODのストリート魂が一体となり、 コラボレーションの核心的テーマを体現しています。
テーマの核心:音楽とファッションの融合
今回のコレクションでは、音楽界のレジェンドとファッション界のトップクリエイターが手を結ぶことで、 「反体制」「サブカルチャー」「ミリタリー」「ワークウェア」などのキーワードが 連鎖的に絡み合い、独自の世界観を完成させています。 イアン・ブラウンというロックアイコンとケヴィン・カミンズ氏のコラボレーションが持つ オーセンティシティは、そのままヨウジヤマモトとネイバーフッドの「反逆の精神」や 「文化的エッセンス」にシンクロし、音楽とファッションを融合させた総合芸術とも呼べる ビジュアルを生み出しました。
また、フィールドパーカや5WAY仕様のライナージャケットといった「着方の自由度」が高いアイテムは、 実際のストリートシーンや音楽フェスなどで映えるデザインとなっており、 機能的かつモードなファッションとして幅広い層の心を掴むことが期待されます。
2025SS コレクション:各アイテム詳細解説
ここからは、2025年春夏コレクションのアイテムを詳細に解説します。
HP-J93-602 / MA-1 JACKET
【基本情報】
ブランド名:Yohji Yamamoto × NEIGHBORHOOD
商品名:MA-1 JACKET
品番:HP-J93-602
価格:税込 ¥99,000
展開カラー:ブラック
素材:リサイクルナイロンツイル×タオル地×ジャカード織りテキスタイル / 中綿プリマロフト
サイズ展開:2(S) / 3(M) / 4(L) / 5(XL)
【バイヤー レビュー】
「タオル地とナイロンの切り替えが新鮮で、見た目以上に軽く暖かいです。
刺繍やプリントで表現されたフラワーモチーフが、無骨なミリタリー感を和らげてくれます。
袖周りは意外とすっきりしていて、重ね着もしやすい印象でした。」
【ポイント】
・背面ロゴやフラワーモチーフ刺繍がモードとストリートを融合。
・異素材ミックスで唯一無二の存在感。
・所有欲を満たす細部のディテール(オリジナルレザープルハンドルなど)。
HP-P93-055 / SAVAGE DENIM DP BASIC PANTS
【基本情報】
ブランド名:Yohji Yamamoto × NEIGHBORHOOD
商品名:SAVAGE DENIM DP BASIC PANTS
品番:HP-P93-055
価格:税込 ¥66,000
展開カラー:インディゴ
素材:12ozセルヴィッヂデニム(コットン100%)
サイズ展開:2(S) / 3(M) / 4(L) / 5(XL)
【バイヤー レビュー】
「サベージ加工が非常にリアルで、太腿やヒップにも適度なゆとりがあって動きやすいです。
フラワーモチーフの刺繍やプリントが意外と大ぶりなので、コーデのアクセントになりますね。
ヴィンテージライクな風合いで、長年穿き込んだような味わいが魅力です。」
【ポイント】
・本格的なダメージ加工に加え、ヨウジヤマモトらしいフラワーデザインが融合。
・背面のコラボレーションラベルが特別感を演出。
・ストリートスタイルはもちろん、モード寄りの着こなしにも相性◎。
HP-B95-054 / PRINT SHIRT LS
【基本情報】
ブランド名:Yohji Yamamoto × NEIGHBORHOOD
商品名:PRINT SHIRT LS
品番:HP-B95-054
価格:税込 ¥44,000
展開カラー:ブラック / ホワイト
素材:高密度コットンブロード (コットン100%)
サイズ展開:2(S) / 3(M) / 4(L) / 5(XL)
【バイヤー レビュー】
「両サイドポケットがあるシャツは珍しく、羽織りとしても使える便利なアイテム。
ロゴやグラフィックが控えめながら存在感があり、ヨウジ×ネイバーフッドらしさを感じます。
ワンウォッシュ加工で程よいこなれ感があるのも◎。」
【ポイント】
・シンプルな中にもグラフィックプリント&ネームタグで個性を演出。
・ライトアウター兼シャツとしてロングシーズン活躍。
・モードからストリートまで幅広いスタイルにフィット。
HP-T88-995 / SWEAT SHIRT LS
【基本情報】
ブランド名:Yohji Yamamoto × NEIGHBORHOOD
商品名:SWEAT SHIRT LS
品番:HP-T88-995
価格:税込 ¥33,000
展開カラー:ブラック / グレー(仮)
素材:コットン裏毛 (コットン100%)
サイズ展開:2(S) / 3(M) / 4(L) / 5(XL)
【バイヤー レビュー】
「フロントとバックのロゴが印象的で、1枚で着てもサマになります。
裏毛素材は厚すぎず、春先や秋口にも重宝しそう。
程よいゆとりのシルエットで、インナーとしても合わせやすいです。」
【ポイント】
・ロゴプリントが比較的控えめで、落ち着いたストリート感といったところ。
・ネイバーフッドのテイストが強めだが、ヨウジヤマモト特有のモードな雰囲気も合わせ持ち、使い勝手良好。
・デニム・ワイドパンツ・スラックスなど、幅広いボトムスと好相性。
HP-T89-996 / TEE SS-1
【基本情報】
ブランド名:Yohji Yamamoto × NEIGHBORHOOD
商品名:TEE SS-1
品番:HP-T89-996
価格:税込 ¥19,800
展開カラー:ブラック / ホワイト
素材:コットン天竺 (コットン100%)
サイズ展開:2(S) / 3(M) / 4(L) / 5(XL)
【バイヤー レビュー】
「フラワーモチーフが前面にしっかり出ていて、一枚で主役級の存在感。
生地は柔らかくて肌触りが良く、ワンウォッシュ加工で少しヴィンテージ感もある。
スキニーパンツやワイドパンツどちらにも合わせやすそう。」
【ポイント】
・ヨウジヤマモトらしいフラワーモチーフがストリートTに落とし込まれた一枚。
・サラッと着られるコットン天竺で、春夏の主力アイテムに。
・シンプルなボトムスと合わせるだけでコーデが完成。
HP-T90-997 / TEE SS-2
【基本情報】
ブランド名:Yohji Yamamoto × NEIGHBORHOOD
商品名:TEE SS-2
品番:HP-T90-997
価格:税込 ¥19,800
展開カラー:ブラック / ホワイト
素材:コットン天竺 (コットン100%)
サイズ展開:2(S) / 3(M) / 4(L) / 5(XL)
【バイヤー レビュー】
「こちらはフラワーモチーフよりも、ロゴを大きく打ち出したデザイン。
ストリート感が強く、ショーツやバギーパンツと合わせても様になります。
シルエットは程よいボックス型で、レイヤードもしやすい印象です。」
【ポイント】
・大胆なロゴプリントが主役級の存在感。
・モード×ストリートの融合を象徴するようなグラフィック使い。
・春夏のデイリーウェアとして気軽に着回し可能。
ヨウジヤマモト x ネイバーフッドの世界観を実店舗で
今回のコラボレーションアイテムは、メーカーの意向によりオンラインストアで公開しておらず、FASCINATE実店舗でのみご覧いただけます(記事公開時点)。
ぜひ、実際に手に取って、そのクオリティと世界観を体感してください。
お問い合わせはこちら
遠方で店舗にご来店できない方は、商品に関するお問い合わせは、お電話またはメールにて承っております。
お気軽にお問い合わせください。
ヨウジヤマモトとネイバーフッドの2026年春夏コラボレーションは、両ブランドのアイデンティティが融合した、まさに唯一無二のコレクションです。
ぜひFASCINATEの実店舗で、その世界観を体感してください。皆様のご来店、お問い合わせを心よりお待ちしております。