相性の良いブランドをミックスしたスタイリング

モデル 181cm/58kg. 着用サイズ：ベスト/サイズ2,フーディー/サイズ2,Tシャツ/サイズ2,パンツ/サイズ2.

ブランドコンセプトに基づいた重厚な世界観を表現するD.HYGENと毎シーズンコンセプチュアルなテーマでコレクションを展開するJULIUS(ユリウス)は、大胆なカッティングや色味、素材の表情で表現するという点においては相性の良いアイテムも多く、ミックスのイメージもしやすいブランドです。

そこで今回はこの2つのブランドからちょうど今の時期に適したアイテムを組み合わせたスタイリングをご紹介。

使用したのはD.HYGENの無撚糸裏毛のフードジャケット、レザーベストとダメージデニム、足元はJULIUS(ユリウス)のファイヤーマンブーツです。

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  D.HYGEN Japan Calf Leather Rider's Vest （BLACK） $‌1,250.00

ブランドの新しい提案と根幹を明確に示すアイテム

ここ数シーズンはデザインや素材による表現の方向性は大きく変えず、サイズバランスを見直し、細身のシルエットとともにリラックスフィットのアイテムを新しく提案するなど、コレクションを通してサイズ感に変化が見られるようになりました。

それらを組み合わせることでハードなイメージの中にもどこか力の抜けたニュアンスを持たせるなど、表現の幅と深みが増しているな、という印象を受けます。

デザイナー自身の趣味の１つであるバイクカルチャーを色濃く投影したベストは、今季のコンセプチュアルなアイテムの１つで、シーズン性というよりもブランドの提案するスタイルや嗜好の根本は変わっていないことを指し示す意味を持ったアイテムとして展開しています。

人を選ぶアイテムではありますが、オーバーサイズのリラックスウェアやストリートや古着をはじめとしたカジュアルなスタイルが長くトレンドとなっている昨今では逆に新鮮なアイテムです。

フードジャケットもシーズンカラーであるダークブルーにコーティングを施すことで、表情にムラ感と絶妙な色味の差異を生んでいます。

こちらは幾分かリラックスしたフィット感。

ダーティな趣きとは裏腹に素材自体は厚みを少し控えめにしてありますし、きっちりと目が詰まっていますが意外と風通しがよく、非常に柔らかい質感で編みあげられていることもあって、単純に着ていて気持ちの良いアイテムです。

それぞれマテリアルの素材の表情やカラーの表現はブランドとしての方向性を明確に示しているアイテムと言えます。

パンクカルチャーから影響を受けた一本

タイトなシルエットとハードな加工のパンツは、パンクカルチャーから影響を受けて制作したもの。

素材は10.5ozのストレッチデニム、前後にボンテージパンツに見られるバムフラップを脱着式で配置。バムフラップはポケット付き。

製品にてヴィンテージ加工とクラッシュ＆リペア加工を施し、股上を深く、膝下はタイトフィットなシルエットで制作しています。

ツイストしたスリムシルエットには大きな変化はないですが、股上が深いためフラップを外すと少し印象が変わるパンツです。

当然ながらブーツとは相性が良く、今回のようなボリュームのあるブーツやレースアップ、GUIDIのような比較的シンプルなブーツとの組み合わせもおすすめです。

自身のライフスタイルや嗜好するカルチャー、スタイルなど色々な要素を織り交ぜてブランドとしてのオリジナリティを失うことなく毎シーズン新しいもの生み出しながら進化を続けています。

コレクションピースも以前よりも増やし、ブランドとしての表現の追求を続けるD.HYGEN(ディーハイゲン)にぜひご注目を。

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  D.HYGEN Japan Calf Leather Rider's Vest （BLACK） $‌1,250.00