23-24AWのレギュラーカラーシャツをベースにしたデザイン。
デザインは23-24AWのレギュラーカラーシャツをベースに身幅のカッティングはシンプルに、肩周りはドロップショルダーで肘にタックを取り、立体的な仕立てに。
デザインも素材もいい具合に主張しすぎず全体に溶け込み、非常に着やすく仕上がっています。
着やすさと落ち着きを備えたルーズシルエット
シルエットはルーズフィットで、脇のカットで裾に向かって少し絞って立体を作った逆三角形の形になっており、身幅は大きくとられていますが、裾周りがもたつかないように横の広がりを抑える工夫されています。
23-24AWと同じく、DEVOAのこれまでのシャツよりも着丈を少し短い設定にしており、シルエットに対してルーズに見えすぎず、ワイドやクロップド、スリムなどの様々なシルエットのパンツともバランスがとりやすくなっています。
細かいシルエットの調整や、襟の大きさをコンパクトにすることも全体をスッキリとみせたりと、各所にメリハリをつけることで全体の雰囲気を整え、着やすさと落ち着きを備えたルーズシルエットにしています。
薄手で軽く、ふっくらとした風合いの生地
素材は泉州(大阪)、三河(愛知)と並ぶ日本三大綿織物産地の一つとして知られる、静岡県西部に位置する遠州地方で制作。
ラミーの細い糸をゆっくりと時間をかけて織ることで、表面にところどころ特有の節があるふっくらとした風合いの生地です。
染色後に天日でゆっくり乾燥させて洗いざらしの質感を出し、洗濯堅牢度を高め、生地の風合いが長続きするようにDEVOA独自のトリートメントをかけています。
薄い生地ということもあってハリはなく、ヴィスコースのように下にたまるようなドレープ感があるのも特徴で、ラミーの粗野な雰囲気は残しながら、どことなく上質な品の良さも漂う素材感になっています。
生地の厚みについては、一般的なシャツ生地よりも薄手で、特に春夏はかなり使いやすい厚みとなっています。
見返しを大きく取り薄手のコットン生地を裏に取り付けることで、前面が透けにくくなっています。これは、素肌に着用する際の細部にまで配慮していることの証で、着る人のことを最優先に考える姿勢が見て取れます。
カラーはエクリュとライトグレーの2色
カラーはライトベージュ系のエクリュと、グリーンのニュアンスを含んだライトグレーの2色。
エクリュはもちろん、ライトグレーも暗色とはいえ薄めの色合いなので、表面が褪せたような素材の質感と相まって春夏らしいどことなく暖かみのある絶妙な色合いです。
また、今季のいくつかのシャツのボタンはいつもの水牛のツノではなく、水牛の骨を削り出して制作した珍しいものを使っています。
骨密度の違いで染まり具合が異なるそうでムラや違いが出ており、質感もツノに比べると少し荒さのある表情をしており、また違った雰囲気になっています。
パンツのシルエットを自由に選べる高い汎用性
ここからはシャツを活用するスタイリングについていくつかご紹介。(エクリュ多めで申し訳ないです...)
合わせやすいカラー展開ですのでどんな色とも合わせやすいですし、パンツのシルエットは細め、太めのどちらとも相性が良く、ドロップクロッチやクロップドパンツのようなパンツともすんなりと合わせていただけます。
ワイドパンツとのスタイリングでは適度なルーズ感とコンパクトな丈で脱力感のあるスタイルに。
シルエットの見え方がしっかり計算されているのでルーズでもまとまり良く収まります。
同様に細身~ストレートと合わせてもしっかりとパンツのシルエットを見せることができ、上下のバランスもとりやすいです。
素材感も綺麗すぎず適度にカジュアルな空気感なので、ジョガーのように足元を軽く見せられるパンツもOK。
今くらいの気温だとクロップドパンツでも。
グラデーションのような組み合わせだと軽さが出て季節感も演出できますね。
同じクロップドパンツでもこちらはバギーシルエット。
インナーとして使うなら、春や秋はカーディガンやライトコートのようなロング丈のアイテムとの組み合わせもおすすめしたいところです。
今回ご紹介したアイテムはFASCINATE_THE R(大阪心斎橋)でご覧いただけますので、ぜひご来店いただき、直接アイテムをお手に取っていただければと思います。
また、遠方の方は通販もご利用いただけますので、そちらも是非ご利用ください。