[スタッフコラム] セントマイケル(©SAINT M×××××× ) デザイナー 細川雄太氏のサクセスストーリー

2021-05-27 18:11:19

本日はThe R 大阪南堀江店にて展開している話題沸騰中のブランド、 ©SAINT M×××××× - セントマイケル のデザイナー細川雄太氏に着目し、コラムを書かさせていただきます。

ここ最近に当店を知っていただいた方には、なぜ黒中心のモードテイストのお店で©SAINT M××××××がお取り扱いをされているのか不思議に思っている方も多いと思います。

それには色々な関係性があり、お取り扱いに至っているのですが、こちらは後ほど。

まずは細川雄太氏の経歴についてご紹介。


細川雄太氏の経歴

1982年10月27日生まれ。大阪府出身。

2003年にモード学園のスタイリスト科を卒業した後に、2004年にS’exprimer (セクスプリメ)を設立。

細身なスタイルでセクシーさとエレガンスを織り交ぜたスタイリッシュなシルエットが特徴的で、時代の先をいくデザインは人気を集め、話題に。

2013年にREADYMADE (レディメイド)をスタート。

設立当初は1型のリメイクバッグのみ展開しておりました。

アメリカ・ロサンゼルスの有名セレクトショップ、MAXFIELD(マックスフィールド)で取扱いがスタートした事をきっかけにさらに知名度をアップし人気ブランドとなりました。

日本国内でも有力なセレクトショップにて続々と取扱がスタート。

コラボレーションも、OFF-WHITE (オフホワイト)やChrome Hearts (クロムハーツ)、Fear of God (フィアオブゴッド)、弊社でもお取り扱い中の Yohji Yamamoto (ヨウジヤマモト) と、名だたるブランドとのコラボレーションを展開していきました。

そして2020年秋、ロサンゼルスを拠点にマルチビジュアルアーティストとして活動するCali Thornhill DeWitt(カリ・ソーンヒル ・ デウィット)と共に新ブランド「©SAINT Mxxxxxx(セントマイケル)」を開始。

ファーストシーズンはどのセレクトショップも即完売を記録し、一躍話題のブランドとなりました。

Cali Thornhill DeWitt氏の経歴については以前のブログ 「[スタッフコラム] セントマイケル(SAINT MICHAEL) デザイナー「Cali Thornhill DeWitt」とは?」で特集をさせていただいておりますので、そちらも合わせて是非チェックしてみて下さい。


原点となる S’exprimer (セクスプリメ)。

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READYMADEや©SAINT Mxxxxxxをきっかけに細川雄太氏を知られた方にはあまり知られていないブランドかと思います。

モード学園を卒業してまもなく、学生時代の仲間に声をかけられてスタートしたブランド。

繊細なアプローチから生み出される「飾らないエレガンス」にセクスプリメの世界観が集約、性別を超越したセクシーさを“to be fascinated”としてシンボルに掲げ展開されていました。

幼少期には漫画家になりたくて絵を描くのが得意だった細川氏、そこからデザインを独学で始め、テーラリングや縫製についてもも働きながらものにしていったと伺いました。

当時、古着を好んで着用していたのもあり、ハンドクラッシュ加工や汚し加工がされたDESTROYのシリーズを展開。

中でも特に人気が高く、デニムシャツやデニムパンツは名作の一つになっています。


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当店では2011年秋冬からお取り扱いをスタートし、特に人気を博したアイテムはテーラードやハイネックダウンジャケットなど多数あり、当時から人気作品を生み出す、ヒットメーカーであったことが伺えます。

また、アンダーウェアに特化した、S’exprimer UNDER WEARのシリーズは、タイトなシルエットと美しいドレープを生み出す「ドレス的アンダーウェア」をユニセックス展開で打ち出し、複数点買われる方も多く非常に人気がありました。


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当時はタイトなラインが主流で、時代の流れと共にシルエットの変化がありますが、ものづくりに対しての姿勢は、現在展開している、READYMADEやSAINT Mxxxxxxと通じるものがありますね。



2013年 READYMADE(レディメイド)の立ち上がり。

S’exprimer の活動が安定してきた際、時間にも少しゆとりができたタイミングで、趣味に近い感覚でミリタリーアイテムを解体して、手縫いのテディベアを作成。

これが一番最初に作ったREADYMADEの原点となる作品となり、同じ手法でバックを作り始めたのが2013年。


READYMADEのコンセプトは、

「既成の秩序や概念、常識に対する否定・攻撃・破壊といった思想をテーマとし、既製品に対してのアンチテーゼを込めている。」をコンセプトに掲げ、

地球上で戦争や紛争の絶えない混沌とした状況下、その象徴とも云えるミリタリーアイテムを否定し、解体、破壊、War is over! If you want it.のメッセージを込め、

ヴィンテージアイテムを100パーツ以上に及ぶパターン数に解体し再構築。

バックの持つ権威や伝統、ステータスといったものへの痛烈な皮肉も込めアイデンティティとしています。


アップサイクリングブランドとして、ヴィンテージミリタリーファブリックを使用し、本来不要なモノとして破棄されていくモノを循環させ、新たな姿に生まれ変わらせたアパレルやアクセサリーを展開しアップサイクリングブランド。

反戦のメッセージと共に、使い捨てにされるヴィンテージダッフルバッグやテントに新たな価値を与えることにより、大量生産に対するメッセージ性も込められています。


当店でS’exprimerを取り扱っていた事や、事務所が近かった事もあり、2013年の3月か4月ごろにふらっと細川氏が来店し、「こんなバッグ作ってんけど置いてみーひん?」と持ってきたのが、世に出回る前のREADYMADEのバッグでした。

手の混みようが半端なく、こちらと同じタイプは後にも展開されておらず、かなり希少性の高い作品です。

のちにウェア類も続々と展開し一気に世界に通用するブランドに駆け上がって行きました。

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世界規模で話題沸騰中、今を時めくブランド ©SAINT Mxxxxxx(セントマイケル)。

上記でご紹介させていただいた、「 S’exprimer(セクスプリメ)」、「READYMADE (レディメイド)」。

そこで培われた経験を経て生まれた新たなブランド「©SAINT Mxxxxxx(セントマイケル)」。

グラフィカルなプリントやリアリティあるヴィンテージ感が特徴の作品を展開し、多くの有名人・著名人からも支持を集め、ファンを増やし続けています。

弊社のTwitterや、Instagramでもご紹介させていただきましたが、海外セレブにも続々と浸透していっているようです。

弊社を含む取り扱いショップが販売を開始すれば、店頭・通販ともに即完売してしまう注目の今を時めくブランドです。

展開されている作品には、丸胴ボディや手作業の加工工程、ドラム式の大型タンブラーによる乾燥仕上げなど、リアルなヴィンテージ感を再現するデザイナー細川氏の拘りが満載。

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ほぼ全ての作品に落とし込まれたプリントは、日常着用する中で、生地表面の毛羽立ちやプリント部分のひび割れが起き、着古したかのような風合いを演出しながらも、色あせや劣化しにくい特殊なプリント手法や染料を採用することにより長い間着用していただけます。

着れば着るほどに愛着が沸く作品ばかりとなっております。

21SSコレクションの作品の入荷は残すところ6月販売開始予定の1型。

そして、7月からは21-22AWコレクションの入荷が始まる予定となっております。

まだまだ目が離せませんね!

新作の情報もお楽しみにお待ちいただけますと幸いです!!

また、余談ではありますが、2021年6月8日(火)から 2021年6月26日(土)には今回ご紹介させていただいた細川 雄太 氏 初の個展が、親交のある村上 隆氏が主宰する東京の「Kaikai Kiki Gallery」にて開催されます。

お近くにお住まいの方や、ご都合の良い方は新型コロナウイルスの感染予防をしっかりと行い、観覧に行ってみてはいかがでしょうか?

作品を観覧された方は是非、お話を聞かせてくださいね!



なぜThe Rで©SAINT Mxxxxxx(セントマイケル)の取扱がされているか

上記の内容でもお分かりの通り、S’exprimer の時から当店でお取り扱いをさせていただいており、交友関係があった事はもちろんですが、S’exprimerの取扱をスタートしたきっかけが、実は学生時代からの同級生との事もあります。

当時、私もスタイリスト学科を卒業しており、同じ時間を過ごしておりました。

細川氏はいつもドラゴンボールなどの絵を描いていた記憶があります。笑

また、私個人的にもストリートの服装が好きで、今までとは違った提案がThe Rでできないかと考え、©SAINT Mxxxxxxのお取り扱いをスタートさせていただきました。

細川氏もたまにThe Rに遊びに来てくれたりもしますので、運が良い方は遭遇できたりするかもですよ!

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