25SS(春夏)シーズンより、新進ブランド「daisuke tanabe(ダイスケタナベ)」をFASCINATE_THE R(大阪 心斎橋)とオンライン通販にて取り扱うことになりました。
まだスタートして間もないブランドですが、京都大学での学術的視点と伝統工芸・西陣織の経験を掛け合わせて生み出される独特のテキスタイルやパターンワークは、他にはない魅力を放ちます。この記事では、ブランドの背景やアイテム別のポイントなどを幅広くご紹介。
新たなファッションの可能性に触れたい方は、ぜひ最後までお読みくださいませ。
私たちがdaisuke tanabeの取り扱いを決めた理由
daisuke tanabe(ダイスケタナベ)は西陣織の伝統的な技術や素材開発の経験を活かしながら、現代的で前衛的なパターンワークを取り入れている点が大きな魅力だと感じました。
すでに取り扱っている他ブランドとは一味違う新しい価値観を、お客様にご提案できると確信しています。
実際の展示会でデザイナー田邉大祐氏の熱意に触れた際、「テキスタイルの一糸一糸に込められたこだわり」に感銘を受けました。
細部まで意図が明確で、情熱が詰まったコレクションは、私たちの審美眼と見事に合致すると感じました。
- 1 : 私たちがdaisuke tanabeの取り扱いを決めた理由
- 2 : daisuke tanabe(ダイスケタナベ):ブランドストーリーとデザインの核心
- 3 : daisuke tanabe シルエットとディテール:カッティング・仕立ての妙
- 4 : ディテールへのこだわりと仕上げ
- 5 : 構造・仕立て・後加工が生む「強さ」と独自性
- 6 : 2025SS コレクション:「black tide, ash beach」を紐解く
- 7 : 注目アイテム紹介:2025SSコレクションから厳選ピックアップ
- 8 : 入荷情報と今後の展開について
- 9 : 2025SS コレクションルック(ギャラリー)
- 10 : daisuke tanabeを当店で体験する:オンライン&実店舗ガイド
- 11 : まとめ:2025SS、daisuke tanabeがもたらす新たな風
- 12 : daisuke tanabeに関するお問い合わせはこちら
- 13 : 取り扱いブランド一覧はこちら
daisuke tanabe(ダイスケタナベ):ブランドストーリーとデザインの核心
デザイナー田邉大祐とは:経歴・哲学・創造の源泉
「daisuke tanabe」のデザイナーである田邉大祐氏は大阪出身で、京都大学経済学部を卒業しながらパターン養成学校にも通い、学術的な視点と服作りの実践的な技術を同時に習得。
卒業後は、京都の西陣織で名高い「細尾(Hosoo)」に入社し、テキスタイル開発に携わり、最高級の素材と伝統技術に触れながら、ラグジュアリークラフトのビジネス面も学んだことで、ブランド設立後も深い素材理解と職人的アプローチが際立ちます。
こうしたバックボーンが アカデミックな思考と具体的な衣服構築の技術が結びつくことで、コンセプトの深さと構造的なデザインが両立する服を生み出しています。
ブランド誕生の物語:daisuke tanabeが歩んできた軌跡
2023年に独立して自身の名を冠した「daisuke tanabe」を立ち上げた田邉氏は、伝統的な枠組みを踏襲しながらも、現代的な感性を追求するために 自身のブランドを設立。
細尾で得た知見は、伝統技術を単に利用するのではなく、より広いファッションシーンへ適応させるヒントになったそうです。
その結果、「伝統×前衛×構造美」という唯一無二のブランドストーリーが形成されています。
daisuke tanabeが描く世界観:コンセプト
ブランドの創作哲学として、何かを創り出す際は、過去に目にしたお気に入りの要素を取り入れるという考え方がベースにあるそうです。
そこに日本の本歌取り文化のような「引用と再解釈」の精神を重ねることで、まったく新しい価値を生み出すことにこだわっています。
衣服としての強度(機能・品質)と、デザイナーの姿勢・物語性を両立させることを意識されていると感じます。
一着ごとに使う素材へ納得がいくまで向き合い、量産ではなく「一点一点への深い投資」を重視する姿勢は、誠実でありながら独自の芸術性を高める要素にもなっています。
さらに、「歴史×現代」をミックスした作品づくりや、「ファッションの軽やかさとものづくりの厳かさ」の両面性を大切にされているところも、このブランドの魅力だと思います。
2023年に発表されたSeason 01のキャンペーンでは、写真家と協働しながら「互いが表現したいものの交差点を探る」という制作姿勢が印象的でした。
これは単なる商業的なコラボを超え、衣服の背景にあるストーリーや雰囲気まで大切にしている証だと感じます。
daisuke tanabe シルエットとディテール:カッティング・仕立ての妙
リラックスシルエットを軸にしながら、パターンメイキングに強いこだわりを持っているのが特徴です。
パターンを単なる設計図ではなく、デザインの核と位置づけているため、「独創的」かつ「汎用的」という二面性が実現できるのだと思います。
ディテールへのこだわりと仕上げ
高品質な素材やパーツを使った異素材ミックスが目立ちます。
特にスイスriri社製ジッパーや、独自の無垢鉄ボタンなど、細部にも機能性と美学が融合しています。
加工面では、イタリアOLMETEX社製ナイロンへの特殊ウォッシュやPUコーティングなどを取り入れ、生地そのものに深みを出す工夫も印象的です。
構造・仕立て・後加工が生む「強さ」と独自性
単に表面的なデザインだけでなく、京都でのレザー縫製など高レベルな仕立てを行い、「構築的に見せるニット」など新たな可能性も探究されています。
デザイナー自身が「ベーシックなアイテムに意図的な違和感を加えて強さを出す」という言葉を残しているように、伝統×現代、軽やかさ×厳粛さ、快適さד違和感”という複数の相反要素を制御することで、唯一無二の存在感を確立しているのです。
Season 01 “black tide, ash beach”
2025SS コレクション:「black tide, ash beach」を紐解く
シーズンテーマの背景:朽ちることの美学
daisuke tanabeではコレクションを「Season 00」から続く連番で展開しています。
今季のSeason 01「black tide, ash beach」は、イギリス・ブライトンビーチで見た火事で焼失した桟橋の光景がモチーフになっているそうです。
モノクロームやアッシュトーンで漂う世紀末的な雰囲気を表現しながらも、どこか再生への希望が感じられるデザインになっています。
廃墟や崩壊をイメージする無彩色パレットを採用し、不安や憂いといった感情をデザインに取り込みながら、テキスタイル研究による高度な技術で新しい価値を提案しています。
まさに「伝統技術×前衛的コンセプト」を体現するコレクションです。
ニット、デニム、シルエットに宿る独創性
ニットウェアでは西陣織のアプローチを取り入れ、繻子や平、綾などの組織を掛け合わせて独特の立体感を出しています。
デニムは「Ash Black」と呼ばれる燃え殻のような黒を基調に、空気感や質感を落とし込んでいます。
構造的でありながらリラックス感のあるシルエットも魅力で、アッシュトーンのカラーパレットが全体の世界観を引き締めています。
【バイヤー解説】生地と加工に注目
西陣織の「組織変化」を編み物に応用する発想や、旧式織機で織り上げたデニムを児島市の工場でデストロイ加工するなど、高度なクラフトと実験精神が詰まっています。
「焼けた桟橋」をテクスチャで表現するという取り組みは、テキスタイル好きにとって見逃せないポイントです。
注目アイテム紹介:2025SSコレクションから厳選ピックアップ
はじめに:daisuke tanabeの価格帯とサイズ展開について
- ジャケット:$255.00 ~
- パンツ:$282.00 ~
- ニット:$400.00 ~
- サイズ展開:1 / 2 / 3
- デニムのサイズ展開:26 / 28 / 30 / 32 / 34
キーアイテム1: Cooper Knit Long Sleeve Pullover – 清涼感と立体感を両立する一枚
品番: 01_504 / 価格: $437.00 / 入荷サイズ: 2 / 入荷予定カラー: Sand / Ash
ギマコットンと和紙糸を撚り合わせ、コンニャク樹脂でコーティングした独特のドライタッチを楽しめるプルオーバーニットです。
暑い季節でも快適に着こなせます。
編み地の立体感も相まって、シンプルな中に奥行きを感じるデザインです。
キーアイテム2: Titane Track Jacket – ヘリンボーンニットが醸すスポーツエレガンス
品番: 01_304 / 価格: $400.00 / 入荷予定サイズ: 2, 3 / 入荷予定カラー: Gray / Cement
首元から袖にかけて配したテープラインと、大きなヘリンボーン柄の天竺編みニットが特徴的なトラックジャケットです。
クラシックなムードを持ちながら、スポーティさもある絶妙なバランスに仕上がっています。
左胸にはさりげなくブランドロゴの刺繍が入っています。
キーアイテム3:Coffee Black Denim Jacket_dstryd – デストロイ加工が生む深い表情
品番: 01_901 / 価格: $437.00 / 入荷予定サイズ: 1, 2 / 入荷予定カラー: Black
クラシックなデニムジャケットをベースに、硫化染の黒糸と茶綿の緯糸を使用した14オンスセルビッチデニムを採用しています。
児島市のデニムウォッシュハウスで酸落ちやレーザーダメージを施した「dstryd」加工により、独特の表情をプラス。
水使用量を削減したエコプロセスも注目です。
キーアイテム4:Coffee Black Denim Trousers – ワイドなのに品格を感じる一本
品番: 01_901 / 価格: $282.00 / 入荷予定サイズ: 30, 32 / 入荷予定カラー: Black
リジッド状態の14オンスセルビッチデニムを使ったワイドシルエットのパンツです。
穿き込むほど体に馴染んで、唯一無二の経年変化を楽しめます。
腰回りはすっきりしつつ、裾に向かうテーパードを抑えたストレートラインが上品な雰囲気を演出します。
その他の入荷予定アイテム
ショートパンツやニットポロシャツなど、さらにバリエーションを拡げて展開予定です。
本日オンラインストアで更新いたしますので、お見逃しなく。
入荷情報と今後の展開について
取扱店舗のご案内
【FASCINATE_THE R(大阪 心斎橋)】および【オンラインショップ】で取り扱いを開始します。
詳しい入荷アイテムは店舗ブログやSNSで随時お知らせいたします。
2025SS コレクションルック(ギャラリー)
公式ルックから読み解くdaisuke tanabeの世界観
daisuke tanabeを当店で体験する:オンライン&実店舗ガイド
オンラインストアでの購入
本日より商品ページを公開予定です。
クレジットカードや各種決済に対応しており、返品交換ポリシーや国際発送についても整備していますので、安心してお買い求めいただけます。
実店舗(大阪)での特別な体験
大阪店では入荷後、実際に試着していただけるだけでなく、スタッフによるブランド背景の解説やスタイリング提案も行っています。
まとめ:2025SS、daisuke tanabeがもたらす新たな風
daisuke tanabeの核心的魅力を再確認
西陣織の伝統技術と最先端のクリエイションを融合し、コンセプトの深さと構造的なデザインを両立させているところが最大の魅力です。 快適さと違和感、伝統と前衛など、相反する要素をバランスよく取り入れた服づくりは必見です。
まだ始まったばかりのブランであるにも関わらず、すでに取り扱っている他のブランドとも異なる切り口でありながら、「本質的な価値」「クラフトマンシップ」「独創性」を満たしている希少な存在です。
実際、展示会で見たアイテムは細部まで計算され、デザイナーの熱意と技術力が凝縮されていると感じました。
人とかぶりにくい独自性も大きな強みですので、ワードローブに新風を吹き込むには最適ではないでしょうか。
入荷をどうぞお楽しみに
入荷日程など最新情報は、オンラインストアやSNSにて順次お知らせいたします。
ぜひフォローして続報をお待ちくださいませ。
daisuke tanabeに関するお問い合わせはこちら
【実店舗(大阪)へのご来店案内】
入荷状況やサイズ感についてなど、お気軽に店舗までお問い合わせください。
【オンライン問い合わせのご案内】
商品や入荷予定に関してなど、ご不明点がありましたらこちらからお問い合わせくださいませ。
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FASCINATE KYOTO
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