guidi(グイディ)図鑑 - 自然と科学、2つの調和で作り出す唯一無二のプロダクトをご紹介

Color variety and
basic knowledge

カラーの種類と基礎知識

GUIDIでは毎シーズン新しいものを提供すべく、様々な種類のカラーが展開されています。
そしてその染色方法も複数の加工を行っており、全てがユニーク。
ここではGUIDIのカラー展開と染色方法についてご紹介します。

カラーは大きく分けて
定番カラーとシーズンカラーの2種類

GUIDIには定番で展開されているカラーと、
ワンシーズンのみの展開となるカラーの2種類があります。

What are the staple colors? 定番カラーについて

定番カラーは全部で7種類。
GUIDIは毎シーズンブラック以外のカラーをアップデートします。
ホワイト・グレイ・レッドでもシーズンが異なれば色合いも微妙に異なる為、ある意味ではそのシーズンのみのカラーでもあり、同じものは二度と製作されません。
ちなみに、「ブラック」や「レッド」のような正式名称はついておらず、この記号が正式名称だそうです。

BLKT

BLKT

言わずと知れた大定番のブラック。 GUIDIの一足目を選ぶときはこの色を選ぶ方が多いのではないでしょうか。 深みのあるブラックでGUIDIレザーの重厚感を存分に味わえるカラー。

CO00T

CO00T

ブラックとは違った形でレザーを引き立てる、少しくすみのかかったホワイト。 爽やかになりすぎない色合いや レザーの種類によって少し色のニュアンスが変わるのも特徴。

1006T

1006T

バーガンディやワインレッドに使いカラーリング。 鮮やかな雰囲気の中にしっとりとした深みがある。 シーズンによって鮮やかさがより強調されていたり、より濃い色合いだったりと表情も様々。

CV23T

CV23T

1006Tよりも濃く、紫がかったカラー。小豆色に近いイメージです。染色による色の濃淡の出方が味わい深い雰囲気を醸し出す。

CO49T

CO49T

少し青みがかったような冷たいイメージのグレー系カラー。合わせが難しいイメージを持たれがちですが、実はかなり万能な色。シューズやバッグなどのワンポイントで使えばコーディネートのいいアクセントに。

CV31T

CV31T

ミリタリーを想起させるアーミーグリーン系のカラー。茶色が少し混じったような独特の色合いが魅力的。見た目にインパクトを与えるというよりも、味のある落ち着いたイメージ。

CV60T

CV60T

レッド、パープルの入り混じったダークブラウン系のカラー。CV31Tと同じく落ち着きのある色合い。

About the seasonal colorsシーズンカラーについて

ワンシーズンのみ展開しているカラー。
シーズンを跨いで展開されることはなく、そのシーズンのみの展開となります。
この21SSでは春夏らしい3色が展開されています。

CO77T

CO77T

爽やかな青空のような淡いライトブルー。 GUIDIにしてはめずらしい?綺麗で素直なカラーリングが逆に新鮮。 女性にもお勧めできる色合いです。

CO78T

CO78T

こちらは地中海をイメージさせる濃い青色。 CO77Tとは逆に、青色のもつ清涼感の要素を抑えめにしたGUIDIらしいアルチザンな色合い。 春夏のコーディネートに取り入れて見たいカラーです。

CO79T

CO79T

肌色のようなライトブラウン系カラー。 以前あったCV58Tに近いですが、それよりも淡くて軽さのある色合いです。 経年での色の変化が楽しみな色ですね。

実はこんなカラーもあります

写真はご用意できないんですが、
実はGUIDIにはショップカラーという
特別にオーダーできるカラーもあります。
オーダーには諸条件があるんですが、
定番でもシーズンでも展開していない特別なカラーを
各ショップがオーダーできるというカラーです。
※こちらは準備出来次第更新予定です。

Types and characteristics of dyeing染色の種類と特徴

GUIDIの染色方法といえば、いわゆるタンブラー代があまりにも有名ですが、
その他にも、ハンドダイや新しい技術を用いたユニークな染色方法があります。
ここからはその手法を解説していきます。

タンブラーダイ

タンブラーダイ

タンブラーダイは、製品としての形を形成した後にドラムと言われる樽のような染色装置に入れ、回しながら靴本体をまるごと染める手法で、いわゆる「製品染め」と言われる手法です。 樽の中で他の製品とぶつかりながら染色されていく為、革には独特の色ムラや風合いが生まれます。 特徴は、糸や製品の内側まですべて染まることと、ジップなどの金具も一緒に染色するため、水や染料で錆びて、作品の雰囲気に統一感が生まれます。 グイディならではのシワ感や反り返りが生まれるのもこの工程によるものです。

ハンドダイ

ハンドダイ

ハンドダイは文字通り手作業で染色する手法。 出来上がった製品にあとから色を手作業にてのせていきます。 そのため、他の染色よりは色の入り方が浅く、裏地などには染色が施されません。
一つ一つ染色していくわけですから、手間と時間そして技術が要求される手法です。 現在はGUIDIのラインではほとんど使われていない手法ですが、要相談でオーダーできることも。

特殊な染色方法

この他にもGUIDIはユニークかつ革新的なアイディアを持って新しい作品を作っています。
以前のシーズンで発表したCHERRYやPL1_RUなどは、ラミネート加工で染色したもの。
レザーに特殊なフィルムを貼り、靴の製造をしています。
カラーによって染色されたレザーか、染色されてないレザーを使用し、色の出方を調整します。
また、PL1_RUはその後そのフィルムを剥がすことによってユーズドのような風合いを出しています。
20-21awのdrippingについては、イタリアのアーティストFEDERICO CERUSOによりアクリルペイントを1点1点1色1色ドリッピング技法にて施されております。
他にも、21ssのPL1WZ_DGは製品染めされていない完成された靴に、一つ一つ手作業でスプレーにてグラデーションを出しています。